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フェンスにもたれて2人話していると、監督と話し終わったらしいAがこちらに向かって歩いてくるのが見えた。そしてそのまま頬を膨らませて話し始める。
「監督がさ、『お前太ったからお菓子しばらく禁止』ってさ」
「え、A太ったん?」
「5kgくらい太ったんよ。俺」
Aがそう言うと、颯一郎は少し考える素振りをして言った。
「いや、そんな変わってへんけどな」
「ちょっとごめんな」
由伸はAの腹を摘んでみる。そのままぷにぷにと触っていると、Aが由伸の手を払い除けた。
「やめろ」
「いや、ほんまにそんな変わってへんから大丈夫やって」
颯一郎はそう言うと、またぷにぷにと触り始める。
「うわ、めっちゃぷにぷにしとるやん」
「やめろって」
Aはそう言うと、颯一郎の手を払い除けた。そして颯一郎から距離を取るように離れる。
「そんな嫌がんなくてもええやろ」
「いや、普通にセクハラやで」
「Aにしかやってへんし」
「こいつ怖すぎ」
Aがそう言うと、颯一郎は笑った。そしてまたAにちょっかいをかける。
「うぃー」
「うっぜえ」
と言いながらもケラケラ笑ってるAを見て、颯一郎の心も晴れたような気がした。
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Ifルートどうしよっかな……Bs18さんか13さんかな
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作者名:usa426 | 作成日時:2023年11月1日 23時