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「え、何これ」
次にやってきたのはAと同学年の由伸と颯一郎だった。
「えー、なになに……英河選手ってどんな人、ってさ。そーいち」
由伸はそう言うなり、カメラに寄る。颯一郎も由伸の横に立って、Aの性格を思い浮かべていた。
「Aなー、あ、あいつあれっすよ」
颯一郎は思いついたように言う。
「なに？」
由伸がそう問うと、颯一郎は嬉しそうに口を開いた。
「あいつ俺に超ツンデレやん」
「あー。俺らの前ではニコニコしとるけど、そーいちの前やったらマジで目合わせんし」
颯一郎の言葉を受けて、由伸はそう呟く。
「そーいちがデカいからびびってんちゃうん？」
そう言って由伸は髪をかき上げた。颯一郎は目元を細めて相槌を打つと、Aを探すべく歩き出した。
1人になった由伸は
「A、マジでピッチングうまいすよ、」
と言って颯一郎の後を追いかけて行った。
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作者名：usa426 | 作成日時：2023年11月1日 23時
