【番外編2】お茶とココア ページ47
WBC中のお話。お茶とココア仕掛けられて欲しいなって思って書きました。
「あ、いた。ナルちゃんさーん」
Aはいつものように1人でフェンスにつけて使う器具でトレーニングをしていた。すると由伸と宮城がとてもニコニコした顔で駆け寄ってくる。
「こわ、なに？絶対なんか企んでるやろ？ドッキリ？」
「ゲームしましょ！ゲーム！」
1つの汚れもありません！というレベルで宮城に綺麗な笑顔をされると疑ってしまった自分が恥ずかしくなってくる。そういう手口だとわかっていてもAはつい乗ってしまうのだった。
「なにすんの」
「俺がお茶って言ったらココア、ココアって言ったらお茶って返してください」
宮城くんがどうやら相手をしてくれるらしい。
「わかった」
由伸はなぜか笑いを堪えている顔をしている。パイ投げか落とし穴か、それとも別の罠があるのか。Aは少し警戒しながらゲームをすることにした。
「お茶」
「ココア」
「ココア」
「……お茶」
「お茶」
「ココア」
ここまで行ったところで由伸が「ナルちゃんさん、意外とやるんすね」とボソリとつぶやいた。
腹が立つので優しくチョップをお見舞いする。
「いたーい」
「そんな痛くしてへんわ」
「嘘つき、こんなんだから「はい宮城、続きよろしくー」
由伸が何か言ってくるがそれを無視して宮城くんに続きを促す。
「じゃあピザって10回言ってください」
「ピザピザピザ……ピザピザ」
「じゃあここは？」
宮城くんが肘を指さしている。この手には引っかからない。
「肘」
「ありがとうございます！ナルさん」
「えっ……あー……そっか、まあ、ハードスケジュールやしな、うん」
「ナルさん？」
「宮城くん、疲れてるやろ？」
「は？」
「負けて喜ぶってことは誰かに脅されてるか、めちゃくちゃ疲れてるか、やもんな。今日は夜更かしせんとはよ寝なあかんで？」
Aがそう真剣に言っていると由伸がお腹を抱えて笑いだす。宮城くんは何を言われているのかわからないと言った表情をしていた。
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てるてる坊主(プロフ) - ザキさん最高ｗ更新待ってます！ (7月27日 14時) (
レス) @page46 id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
えど(プロフ) - 雰囲気すごく好きです！頑張ってください！ (7月17日 3時) (レス) id: 67d2f217ce (このIDを非表示/違反報告)
てるてる坊主 - 中野君です！返信ありがとうございます！ (7月15日 15時) (レス) id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
usa(プロフ) - てるてる坊主さん» ありがとうございます！！！もしよければその推しさんのお名前を教えてくださらないでしょうか…！短編とかのネタにしたいです！ (7月15日 14時) (レス) id: 15f5f97ad6 (このIDを非表示/違反報告)
てるてる坊主 - 初コメ失礼します。僕の推しが出ててびっくりしてるうえに尊いです。これからも頑張ってください！応援しています！ (7月15日 12時) (レス) id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usa | 作成日時：2023年7月5日 12時
