【番外編1】-となりの- ページ43
※時系列バラバラです。ごめんなさい。2023シーズンが舞台と思ってください。
とある日の試合前練習。Aは1人マットを敷いてトレーニングをしていた。
「ナル」
「うあっ！？」
急に声をかけられたので、トレーニング用のボールを落としてしまう。
「なんや、ザキさんか……」
「なんやってなに(笑)」
そう笑いながら問いかけてくる彼。少し可愛い。
「どうしたんですか？あ、ボール使います？」
「いや、ちょっと聞きたいことあって」
「はい……？」
「トトロとポニョ、どっち派？」
「は？」
「だから、トトロとポニョ、どっちが好き？」
「んー……」
そう言われて少し考えてみる。ポニョは全体的に可愛くて好きだし、出てくるラーメンも美味しそうだ。
しかしトトロもお弁当が美味しそうだし、何よりネコバスに乗ってみたい。あのふわふわに包まれたい。
「トトロっすかね」
「オッケー」
そう言ってザキさんは離れて行った。なにがしたいのかよくわからなかったが、まあ満足してもらえたのならいいだろう。Aはそう思って再びトレーニングを始めた。
「ふー……」
トレーニングも終わったので次は外野でやっている守備の方へ行くことにする。ちょうど球が飛んできたのでそれをキャッチすると、ちょうど守備練習をしていたチカやタクが集まってきた。
「ナイスキャーッチ」
そう言って褒めてくれるチカとは対照的にタクは
「今日先発なのに、怪我したらどうするんですか」
と少し呆れ気味にそう言ってきた。
「ちょっとやってみたかったから、ええやん」
「ダメ」
「チカー、タクがひどいー」
「かわいそーに、ひどいっすね」
絶対思っていない口調で言われる。いつの間にかAの周りにはいっぱい選手が集まってきていた。
「あれ、ナルさんついに野手転向っすか？」
「ホームラン？」
「ホームランボールください」
「うっさい」
Aはそう言うがワイワイと囲まれ、おまけにAを守るようにタクたちは守備をし始める始末だ。
「タクー、取りたい」
「ダメです」
「……」
見ているだけではつまらないので、Aは別のトレーニングをするために外野から移動することにした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てるてる坊主(プロフ) - ザキさん最高ｗ更新待ってます！ (7月27日 14時) (
レス) @page46 id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
えど(プロフ) - 雰囲気すごく好きです！頑張ってください！ (7月17日 3時) (レス) id: 67d2f217ce (このIDを非表示/違反報告)
てるてる坊主 - 中野君です！返信ありがとうございます！ (7月15日 15時) (レス) id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
usa(プロフ) - てるてる坊主さん» ありがとうございます！！！もしよければその推しさんのお名前を教えてくださらないでしょうか…！短編とかのネタにしたいです！ (7月15日 14時) (レス) id: 15f5f97ad6 (このIDを非表示/違反報告)
てるてる坊主 - 初コメ失礼します。僕の推しが出ててびっくりしてるうえに尊いです。これからも頑張ってください！応援しています！ (7月15日 12時) (レス) id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：usa | 作成日時：2023年7月5日 12時
