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ベンチに戻ると、ダルさんが手を振ってきた。Aは隣に移動してハイタッチを交わす。
「ナイスピッチ」
「ありがとうございます」
「ありがとうな、怪我明けやのにすぐ出てもらって」
「全然。気にしないでください」
「えらい落ち着いてるな」
「だってうちの打線めちゃくちゃ強いじゃないですか」
そう言うと、ダルさんがニヤリと笑う。
「その余裕はいつまで続くんやろな？」
「ちょ、プレッシャーかけんのやめてください」
「はは、冗談。頑張ってな」
「はい」
Aは前の方に移動してベンチに座る。なぜかたっちゃんが横に移動してきて、Aの肩に手を回して座った。
「"次の次ちゃうん？打順"」
「Ya」
「"準備しなくていいの？"」
「"おまじないをかけてほしいから来た"」
「？」
「"俺が打てますようにっていうやつ。かけて？"」
「"いいよ"」
そう言ってAはたっちゃんのバットをぎゅっと握ってから渡す。
「ほい」
「Thanks」
「おう。行ってらっしゃい」
「イッテキマス」
Aはオレンジジュースをぐいっと飲み干して、一平さんが手渡してくれた資料に目を落とした。
「あ、たっちゃんの打席か」
資料から目をあげてマウンドの方を見る。たっちゃんはしっかりと球を見極めて、カンと打った。
「おっ」
中央に飛んでいく球。その隙にゲンさんが帰ってきた。タイムリーヒットだ。
「おー！」
ゴリゴリとペッパーミルを挽いていると、たっちゃんがこちらに指を向けて何かをした。
「？」
よくわからなかったので、とりあえず自分も親指を立てておいた。
「イケメンは何してもイケメンなもんやなあ」
ポツリと言うと横にいた岡本くんたちが少しざわつき始める。
「いや、それ言うてるん拓夢だけやで」
「いやいや、みんな思ってるから」
そんな会話が聞こえてくる。Aはそれを無視して再び資料に目を落とした。
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てるてる坊主(プロフ) - ザキさん最高ｗ更新待ってます！ (7月27日 14時) (
レス) @page46 id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
えど(プロフ) - 雰囲気すごく好きです！頑張ってください！ (7月17日 3時) (レス) id: 67d2f217ce (このIDを非表示/違反報告)
てるてる坊主 - 中野君です！返信ありがとうございます！ (7月15日 15時) (レス) id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
usa(プロフ) - てるてる坊主さん» ありがとうございます！！！もしよければその推しさんのお名前を教えてくださらないでしょうか…！短編とかのネタにしたいです！ (7月15日 14時) (レス) id: 15f5f97ad6 (このIDを非表示/違反報告)
てるてる坊主 - 初コメ失礼します。僕の推しが出ててびっくりしてるうえに尊いです。これからも頑張ってください！応援しています！ (7月15日 12時) (レス) id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usa | 作成日時：2023年7月5日 12時
