ep6.5 -朝ごはんで- ページ31
朝起きると由伸のインスタに消したはずの動画を上げられていた。
「……あいつはっ!」
ちゃんと反応してやったあと、スマホをベッドに叩きつけるようにして投げる。
朝食に行ったら絶対由伸が嫌いなピーマンをいっぱい持ってきてやろう。
そう覚悟してAは部屋のドアを開けた。すると目の前にはタクの姿が。
「おはようございます。Aくん」
「ひっ……」
目が笑っていないタクの姿を見るのはいつぶりだろうか。
「お、おは、おはよ……う……」
「腕、大丈夫ですか?」
「大丈夫デス」
「朝ごはん、一緒に行きましょうか。お話があります」
「オレ、チョット、ヨウジ、オモイダシタ」
逃げようとするもいつのまにか首のところを掴まれており逃げられない。
「山本くんのインスタのストーリー、見ましたよね?」
「な「何のこと?って惚けようとしても無駄ですから」
「何もなかったやん、あれ」
「じゃあなんで腰に手回されてたり見つめあったりしてたんですかね」
「……ごめんなさい」
Aはこのチクチクした空気に耐えきれずに謝った。
「怒ってる?」
そう聞けば服を掴む力が強くなる。絶対に怒っている。
「タク」
「怒ってないです」
「怒ってるやん」
「怒ってないですってば」
タクは意外と頑固なのでこうなれば意地でも認めないだろう。
「どうしたら許してくれる?」
そう聞いてみるとタクはプイッとそっぽを向いてしまった。
「許しません」
「えー……」
少し考えたあと、Aはタクの腰に手を回して引き寄せる。
「これでいい?」
「ダメです」
「このままでおるからさ」
「……食堂までならいいですよ」
「ありがと」
タクはようやくAの服を掴んでいた手を離した。
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てるてる坊主(プロフ) - ザキさん最高w更新待ってます! (7月27日 14時) (レス) @page46 id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
えど(プロフ) - 雰囲気すごく好きです!頑張ってください! (7月17日 3時) (レス) id: 67d2f217ce (このIDを非表示/違反報告)
てるてる坊主 - 中野君です!返信ありがとうございます! (7月15日 15時) (レス) id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
usa(プロフ) - てるてる坊主さん» ありがとうございます!!!もしよければその推しさんのお名前を教えてくださらないでしょうか…!短編とかのネタにしたいです! (7月15日 14時) (レス) id: 15f5f97ad6 (このIDを非表示/違反報告)
てるてる坊主 - 初コメ失礼します。僕の推しが出ててびっくりしてるうえに尊いです。これからも頑張ってください!応援しています! (7月15日 12時) (レス) id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:usa | 作成日時:2023年7月5日 12時