ep5-2 - vs.タイガース- ページ22
翌日、Aは京セラドームで試合前の練習をしていた。
ウォーミングアップとして軽く走ったあと、キャッチボールをする。タクは野手なので今頃はノックを受けているだろう。
「誰とやろっかなー」
ウロウロしていると、1人でアップしている佐々木くんを見つけた。
「佐々木くーん」
「ナルさん」
「あれ？宮城くんは？」
そうAが聞くと、佐々木くんは面白くなさそうに視線を移した。その先を辿ると宏斗と楽しげにキャッチボールをする宮城くんがいる。
「あー……俺とキャッチボールする？ちょうど宮城くんの近く空いてるし」
「いいんですか！」
あからさまに目をキラキラさせている佐々木くん。こう見てみると宮城くんとは違ったかわいさがある。
「行こっか、佐々木くん」
「朗希でいいですよ」
「わかった、朗希」
「はい」
まさか佐々木く――朗希から名前呼びを許可されるとは思っていなかったので少し驚いた。そのままキャッチボールを続けていると、後ろから誰かが走ってくる足音が聞こえた。
「Aくん、タイガース側に挨拶行きましょ……どうしました？嬉しそうな顔して」
「なんでもない」
「そうですか？じゃあ早く」
「うん」
2人してタイガース側のベンチへいく。
「お疲れ様でーす」
そう言いながら顔を見せると、真っ先に反応したのはAと同じ大学の後輩であるテルだった。
「ナルさーん！久しぶりっすね」
「おう」
「なんか逞しくなってません？ね？」
テルが他のチームメイトたちに同意を求めると、うんうんと全員が首を縦に振った。
「そうなん？」
「腕とか」
チカがAの腕を見ながら言う。
「ああ、確かに。筋トレしたからな」
ペタペタと腕を触るテル。利き腕ではないとはいえ、少し恥ずかしかった。
「ちょ、やめや」
「ふは、すんません」
「俺が投げるときあったら絶対三振取ったるからな」
「マジすか、じゃあホームラン打ちます」
「はは、言うとけ」
その後も何人かの選手と会話をして、最後にテルとタクと写真を撮ってもらってから、グラウンドに戻った。もうすぐ試合が始まる。
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てるてる坊主(プロフ) - ザキさん最高ｗ更新待ってます！ (7月27日 14時) (
レス) @page46 id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
えど(プロフ) - 雰囲気すごく好きです！頑張ってください！ (7月17日 3時) (レス) id: 67d2f217ce (このIDを非表示/違反報告)
てるてる坊主 - 中野君です！返信ありがとうございます！ (7月15日 15時) (レス) id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
usa(プロフ) - てるてる坊主さん» ありがとうございます！！！もしよければその推しさんのお名前を教えてくださらないでしょうか…！短編とかのネタにしたいです！ (7月15日 14時) (レス) id: 15f5f97ad6 (このIDを非表示/違反報告)
てるてる坊主 - 初コメ失礼します。僕の推しが出ててびっくりしてるうえに尊いです。これからも頑張ってください！応援しています！ (7月15日 12時) (レス) id: 7989449218 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usa | 作成日時：2023年7月5日 12時
