漸くちゃんとトリップ出来たのに皆に敵視された

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『ほんっとにありえなく無い！？
なんなの！あのぶりっ子！！
そんなのに騙される奴らもどうかと思うけどさ！
はっ！あんな演技もわからないなんて
探偵と公安やめた方がいいんじゃない！？
世も末だな！』

ドンッと力任せにビールジョッキを置きながら
心の内を話す
勿論私の家だ。

？「あはは！やめてよ、笑い止まらないから！」

？「お前も言うようになったな！

ま、ほんとその通りだけどな」

？「まさかあそこまで落ちてしまうなんてね
友達やめようか？」

『友達辞めていいよ！
私が許可する！！
うぅ……ほんと皆が生きててよかった…』

？「あら、急にしょんぼりしちゃって…
ふふ、可愛いわねぇ」

？「そうねぇ…
ほらおいで〜」

『うわぁぁぁん！
るみ姉ーーーー！！』

ぎゅーっと抱きついてもしっかり抱きとめてくれる
流石男の人。

はい、途中でお気付きの人もいるかと思いますが
救済組です。

上から
萩原研二
松田陣平
スコッチ(今は緑川唯斗)
宮野明美(今は中原美保)
浅井成実(今は中原誠司)

あ、るみ姉って呼んでるのは
この面子の時だけね。
この面子の時だけは女装してくるし。
普段はめちゃくちゃイケメンさん

『くそぅ……折角トリップしてきたのに
というか、漸くトリップしたのに！
なんで！なんでや！工藤！！』

明「そうねぇ……
でもこうやって会えただけで
私は嬉しいわよ？」

『明美さんまじ天使。
可愛すぎか。

でもみんな最初の頃信用してなかったじゃん』

「「「「「う……」」」」」

『まぁ、そりゃそうか。
急に
あなたは今から死ぬ運命なんです
でも私は生きて欲しいので
助けに来ちゃいました〜
ってただの馬鹿にしか見えないよね』

松「自分で言うか」

萩「まぁ、最初はヤバイやつかと思ったけどね〜」

『ホントだよね。
いやー、波瀾万丈だったわ…
一応実体はあったけど
私からしてみれば夢の世界だったし
いやー、いい夢だった。
とか
いやー、怖い夢だった。
で終わってたのにさ。

自分が事故に遭って死んだと思ったら
みんなが目の前にいるとか
恐怖でしかなかったよね。』

浅「因みに誰が一番怖かったの？」

『え、うーん…

唯斗さんと明美さんかな？』

緑「え、松田とか萩原じゃないんだね。」

『みんな怖かったけどさ
爆弾も中々にスリリングだったけど…
組織の人とか警察の人に見つかるかって方が
スリリングだったよね。
もし見つかってたら殺されてたかもだし。
よく生きてた、自分。今なら褒めれる』

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