【オリジナル】月夜に照らされて

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ザシュッ！という音が聞こえたものの、不思議に身体は痛くない。




そして斬られた感覚もない




不思議に思い、目を開けると、




バケモノは死んでいた





どうやらバケモノが斬られたらしい





…では誰に？




「おい、」





横から声が聞こえたので振り返る



「女がこんな所で何してんだ、俺がいなかったら死んでたぞ」




ケモミミの美青年だ




でも、そのひとの服は白い和服なのでさっきのバケモノの返り血がついている





よく良く見るとその人は鎌を持っていた




…殺される…





『貴方は私を殺すの？』




何故か私は恐怖の心はなかった



何故かその人が懐かしく思えたから



「なにいってんだお前…俺はバケモノを殺してるんだぞ？お前達なんか殺そうともしてない」




『え、そうなの？…助けてくれてありがとうございます』



「何改まってんだよ、俺は四季だ」




その人は笑いながら自己紹介した




『私はA、よろしくね』




「…やっぱり…」



『…？どうしたの？』




「？！…なんでも無い。それよりお前、夜に出歩いてるなんて珍しいな、気に入った！俺についてきてみないか？」





キラキラと目を輝かせながら私にそう言う




『…ついて行くってどこへ…』




「イイトコ♡」





いや普通に怪しい

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