【オリジナル】月夜に照らされて

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この世界はとても平和だ



いつも都は賑わっており、なにより悪い人などいない




…でも、とつぜん良からぬことがこの世界でおきた




…それは…バケモノ





そのバケモノは無差別に人を殺す




そのバケモノは夜を主に活動しており、その時間帯に外をうろちょろする




これはつい最近からの事ではない




結構前からそうだ




だから人々はこれが日常だと思っている




私は取り戻したい




小さい頃、4歳か5歳の時だっただろうか




…もう1度私含めて3人でまたあの場所へ行って夜の景色を見たい。




あそこからの都の景色は今でも覚えている




…でも、肝心な事にあの二人の事が思い出せない




『…また、会いたいな…』




また会って話して遊びたい




…とある夜だった




私はバケモノに襲われると知っていておきながらも外にいって夜景が見たくなった




夜景を見たのはあのときいらい見ていない





いつもは怖くて夜の外は出ていないが、何故か今日は大丈夫な気がして出た




『…バケモノ出ないといいな…』





私は小さい頃行った場所へと行くため、勘で山道を進んでいく




ガサガサｯ！！




「グガァっ！！」




『えっ？』




背後から音がしたので後ろを向いたらバケモノが飛びかかってきた




…あ、私死ぬんだな




私はそう思って目を強くつぶった





ザシュッ！

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