彼との出会い ページ1
いつも通り学校からの帰り道。
何の変哲も無い日常。
少し違ったのは、男の人が声を掛けてきたことだった。
「A。
手前を迎えに来たぜ。」
私の名前を呼んだ男の人は見覚えのない人だった。
小柄で帽子をかぶっている。
「はい?誰かと間違えてませんか?」
こんな人は知らないし、迎えに来たという言葉も意味がわからない。
「間違えるはずがねぇ、俺は手前のことなら全部知ってる。」
男の人は一歩私に近づいて話し続ける。
「いや、私は貴方のこと知りません。」
私も一歩後ろに下がる。
「手前が知らなくても、俺はずっと手前を知ってる。」
何だか怖いことを言っている。
ずっと知っている、だなんてまるでストーカーじゃないか。
「まぁ、ンなことはどうでも良い。」
突如首に強い衝撃がした。
それと同時に私は意識が朦朧として倒れていく。
どうやらこの男の人が私の首に手刀を落としたらしい。
「手前のために色々と用意したんだ。
俺と一緒に住める家も用意した。
俺が手前を一生守ってやる。」
その人の顔を見たのを最後に私は意識を手放した。
「A、手前の全てを愛してる。」
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作成日時:2020年7月11日 1時