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side -ibuki-









その後、昇降口には打ち合わせ通り五十嵐さんが来ていた




盗聴器を付けていくと聞いていたので


脅されたフリをしてもらいそれを破壊する




相当高価なものらしいが


共犯だと気づかれないためにも仕方ないだろう




お世辞にも上手いとは言えない芝居だったし


バレてるかも知れないけど




立ち話もなんだと思ったので階段に腰掛け


渡されたおにぎりの入った袋を漁る






柊「コレ、赤飯とかってあります?」




五十嵐「あるわけねえだろ


こんなめでたくもない状況で赤飯 買いに行く勇気なんか俺にはないよ」




柊「え〜


リクエストしとけば よかったなあ…」






赤飯食べたい気分だったのにな




そんな様子を見ていた五十嵐さんは


先程までの柔らかい雰囲気から一変させて


神妙な面持ちを見せた






五十嵐「まあ、今はコッチも静観しているがな…




このままっていうわけにはいかねえぞ?


うちには有能な部下がいるからな」




柊「……郡司真人警部補ですか」




五十嵐「あいつはもう相楽家まで辿り着いちまった」




柊「それは厄介ですねえ…




退場してもらいましょうか」






五十嵐さんの足首の膨らみを見て裾を捲ると


思った通り拳銃が隠されていた






柊「丸腰って言ったじゃないですかあ!」




五十嵐「その後で "隠して持って来い" って言ったの、お前だろ」




柊「じゃあ代わりにコレを…」




抜き取った拳銃の代わりに持っていた水鉄砲を刺そうとするが


"いらない" と言って断られた






柊「……五十嵐さんの明日を生きる活力ってなんですか?」




五十嵐「なんだいきなり…




……言わなくても分かるだろ


そのためにお前に手貸してんだから」

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めぐちゃん - 私は36才です (2020年1月3日 21時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤。(プロフ) - めぐちゃんさん» ありがとうございます、励みになります!私は17歳ですよ。 (2020年1月3日 21時) (レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐちゃん - 佐藤。さん» 私は佐藤さんの作品を毎日楽しみに見ています佐藤さんは歳は何歳ですか教えて欲しいです (2020年1月3日 15時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤。(プロフ) - アオイさん» 身に余るお言葉です…!ありがとうございます! (2020年1月3日 10時) (レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤。(プロフ) - めぐちゃんさん» あけましておめでとうございます!頑張ります! (2020年1月3日 10時) (レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐藤。 | 作成日時:2019年11月30日 3時

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