。− in the past − ページ35
side -hayato-
仁科「お前の高校に景山澪奈っていんだろ？
水泳選手の」
春も終わりを迎えて少しずつ暖かくなってきた頃
俺はダンス仲間であった仁科に呼び出され
練習所へと来ていた
仁科「俺が世話になってる先輩があのコのファンでさ
なんか
一度会いたいって言うんだよ
会わせてくれないかな？」
甲斐「……無理だよ
俺、全然喋ったことねえし」
Aの口から景山の話はよく聞いていたが
実際に話したことは片手で数える程しかない
俺は
あいつがどこか苦手だった
仁科「頼むよ！
先輩が20万くれるって言ってんのよ」
甲斐「20万…？」
仁科「お前だって
金がありゃまたダンスができんだろ？」
正直、目が眩んだ
20万もあれば苦しい今の状況も少しは緩和されるし
ダンスをする余裕も出てくるかも知れない
しかし
脳裏に過ぎったAの姿がそれを拒んだ
俺が金のために大切な親友を傷つけたと知ったら
どう思うだろうか
甲斐「……いや
やっぱむ…」
仁科「お前の幼なじみ
なんだっけ？」
甲斐「…は？」
仁科「あー！Aちゃんだ！
たまにココ通りかかったときに話してたよな？」
甲斐「いきなりなんだよ」
仁科「超！可愛いよな！
俺ぶっちゃけ？
景山澪奈よりもあのコの方が好みだわ〜！
あ、
景山が無理なら
Aちゃんと会わせてよ
先輩も、あのコなら景山じゃなくても許してくれると思うんだよねえ」
甲斐「それはっ…！
……わかった…
景山に頼んでみる…」
仁科「まじ？ありがとな！」
俺は、Aを守るために
景山を見捨てた
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めぐちゃん - 私は３６才です (2020年1月3日 21時) (携帯から) (
レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤。(プロフ) - めぐちゃんさん» ありがとうございます、励みになります！私は17歳ですよ。 (2020年1月3日 21時) (レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐちゃん - 佐藤。さん» 私は佐藤さんの作品を毎日楽しみに見ています佐藤さんは歳は何歳ですか教えて欲しいです (2020年1月3日 15時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤。(プロフ) - アオイさん» 身に余るお言葉です…！ありがとうございます！ (2020年1月3日 10時) (レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤。(プロフ) - めぐちゃんさん» あけましておめでとうございます！頑張ります！ (2020年1月3日 10時) (レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤。 | 作成日時：2019年11月30日 3時
