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とある路地裏。
此処は孤児院に向かうための近道だ。そこを通っていたAは立ち止まる。
目の前に、同じ孤児院に居る少年、赤羽柚希(アカバネユズキ)が
ガラの悪い男二人に絡まれていた。
男1「なぁ、孤児院ってのは政府から資金援助やら受けてんだろ?」
男2「学校にも通えるくらいの援助なら、多少出費しても問題無いよなぁ?」
ーだから、施設の金をよこせー
嗚呼、全く···屑野郎共が。
深い深い溜め息を吐き、スタスタと男共の方へ歩く、そして···
「オイ、ウチの者に何してんだ?」
低くドスの効いた声で話し掛けると、男共はビクリと方を揺らして振り返った。
視線を一度柚希に移し、叫ぶ。
「柚希、走れ!!」
柚希「ーーッ!」
途端、柚希は施設に向かって走り出す。
反応が遅れた男共は、逃げた柚希を恨めしそうに見詰め、Aへと
顔を戻し怒りの表情を作り上げた。
男2「てめぇ、何してくれてンだ!」
男1「俺等のこの怒り、アンタが如何にかしてくれんだろ?勿論、身体で。」
そう言うと、二人してゲラゲラ笑い、イヤらしい目でAを見る。
そして、一人がAの肩に腕を回そうとした瞬間···
ダァンッ
男がAによって投げ飛ばされた。
「相手が悪かったな、私は爺から散々護身術を叩き込まれててな。」
はっ、と鼻で笑えば男共は更に怒り、路地裏鬼ごっこに発展した。
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作者名:のら猫 | 作成日時:2017年3月16日 21時