… ページ44
『仕方ないなぁ。はい、これ』
そういいゾムから離れつつ、部屋の手前に居たため中に入り、ケーキの箱を差し出す
ちらりと先程ゾムがいた場所を見上げる。どこにぶら下がっていたのだろう…この装飾の突起だろうか。なんという身体能力
zm「なんやこれ？」
em「ボヌールの箱！もしかして差し入れを…？それなのに、Aさんにとんだ失礼を…」
『もしかしたら、形崩れちゃってるかもしれないけど。ゾムのせいで』
zm「すまんてー。なぁなぁ、ショートケーキってある？」
『ちょうどあったと思うよ』
箱を開けると、中身は無事だった。
そのまま夕飯前のお茶会が始まる
zm「いや〜やっぱりショートケーキやな。ショートケーキ以外認めへん」
エミさんは最後に残っていたガトーショコラを口に含み、破顔になる
em「ボヌールのケーキはどれを食べても美味しいですねぇ。そして紅茶にもコーヒーにも合う。」
気づいたらショートケーキは跡形もなくなっていた。本当に味わっているのか、と思うほど食べるのが早い。
反してエミさんは優雅にゆっくりと食べている
zm「聞いてやAー。昨日あの後大変やったんやで」
その後はゾムの愚痴を延々と聞かされる
『それはゾムが報告書やってなかったのが悪いんでしょ』
zm「だってめんどくさいやん！エミさん代わりにやってや」
em「いつもそれ言うじゃないですか〜」
などと今度はエミさんに飛び火する
談笑は紅茶が冷めても止まず、時間も過ぎて食堂に場所を移した後も続いた。
入れ代わり立ち代わり色んな幹部が夕飯を食べては出ていくのを見送りながら、来た人に話題がコロコロ変わりゆく。しかし、その雑話も食堂が閉まると同時に終わりを迎える
買った荷物の整理がまだだったことを思い出し、一足先に部屋へと戻る
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
uruwolf(プロフ) - あまねさん» わああぁ！あまね様ありがとうございます！！コメント頂けてとっても嬉しい( ; ; )とても励みになります！！( ; ; ) (10月1日 21時) (
レス) id: 683dc243ec (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 異能パロのこーゆー系は初めてです！なんだろう、めちゃ好きです！❤️ (10月1日 10時) (レス) @page46 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：uruwolf | 作成日時：2023年9月10日 17時
