第伍伍話 夢は涙の先(*最初彼方視点・その後智恵理視点) ページ8
美森が来た。いや、少し前から居たのだろう。彼方に合わせて、『初日』を歌っている。
美森『夢は汗の中に少しずつ咲いて行く花 その努力決して裏切らない』
彼方「やめて…。」
美森は止めない。
美森『夢は涙の先 芽を出してずっと待っている 何時かきっと願い叶うまで』
彼方「ダメー!これ以上歌われたら歌を、歌を好きになっちゃうよー!」
美森「いいじゃないですの。好きになったって、好きは…愛は多い方が良いですわ。」
彼方「え?」
美森「だってAKB0048は会いに行くアイドル、そして愛を歌うアイドルなんですもの。」
彼方「…美森。」
美森が彼方の手を引き彼方は立つ。美森が先に歌った。
美森『学校とレッスンの 両立に諦めた日もある』
彼方『だけどアンコールが どこかで聞こえた』
彼方・美森『夢は涙の先 泣き止んだ微笑の花 頑張った蕾がやがて咲く 夢は…』
楚方「彼方ー!かーなたー!か〜なた〜!か〜な〜た!」
皆来ていた。来てないのは智恵理だけ。
彼方「梵方。」
美森「凄いですわ。まだ襲名もしてないのにアンナ熱狂的なファンがもう居るんですのね。」
彼方「ハッ!」
美森「さっ彼方。」
彼方「うん!おいで!梵方!アンタ達も!」
77期「はい!」
楚方「ワァ…うん!」
A「『初日』歌おうよ。」
夏季「あっ、良いね!」
彼方「じゃあ、歌うか!」
凪沙「はい!」
研究生『夢は 汗の中に少しずつ咲いて行く花 その努力決して裏切らない 夢は涙の先芽を出してずっと待って居る 何時かきっと願いかなうまで』
(*ここから智恵理視点)
智恵理は秋葉2丁目駅の1番線ホームに立っていた。ホームは夕方にもかかわらず空いていた。
駅アナウンス「間もなく2番線に電車が通過します。秋葉星地下都市連絡線内回りです。」
キララ「ふるるん。」
智恵理「…。」
ファン…
電車が汽笛を上げて目の前を通過していく。
駅アナウンス「間もなく1番線に参ります。秋葉星地下都市連絡線外回りです。」
この路線は30秒に1回電車が回ってくる。本当に早い。
電車が止まって智恵理は電車に乗って行った。すぐに扉は閉まり電車は発車する。中には女子中学生が2人いるだけだった。
中学生1「ねえ、あの子凄い可愛くない?」
中学生2「うん。あ!あれってキララじゃない?」
中学生1「本当だ!って事は00?」
中学生2「たしか77期もう合格発表済んだんだよね?」
中学生1「じゃあもしかして…。」
中学生は私の事を話していた。私は聞こえていないふりをして壁にもたれていたのであった。
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241代目前田敦子(プロフ) - すいません_(._.)_ご指摘ありがとございます (2013年12月23日 1時) (レス) id: bb6c47fc0b (このIDを非表示/違反報告)
サキ@No.5(・∀・)(プロフ) - すみません、これオリジナルではありませんよね? (2013年12月21日 14時) (レス) id: 55d817c866 (このIDを非表示/違反報告)
241代目前田敦子(プロフ) - ルリカさん» どうも最近時間が取れなくて…頑張ります。 (2013年10月18日 21時) (レス) id: bb6c47fc0b (このIDを非表示/違反報告)
ルリカ - 最近、更新していませんが大丈夫ですか? 頑張って下さい! (2013年10月16日 14時) (レス) id: 09d9873102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:241代目前田敦子 | 作成日時:2013年8月13日 13時