【AKB0048】更なる夢を! (ページ25)

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第漆貮話プロモーションビデオページ25

77期「ジ～。」
A「…。」
私と77期研究生はテレビで私達のプロモーションビデオを見ていた。77期(特に夏季)はジ～とか言いながら見ている。
スタッフ『将来、誰を襲名したいですか？』
真琴『わ、私はどなたの名前でも有り難く頂戴したいと思っています!はい!』
楚方『楚方ね、らぶたん!』
織『私は…さしこさんになりたいです…』

プチッ
翼「―これが貴方達のプロモーションムービーよ。」
真琴「いやぁ～!何あのウエスト、残念すぎる!2cm、せめてあと2cm引き締めたかったぁ～!」
翼「今更言っても無駄よ。もう秋葉星だけでなく、ネットで全宇宙に配信されているわ。」
真琴「そんな、全宇宙にくびれの無いアイドルだと知れ渡って仕舞う。」
ガクッと肩を落とした真琴を夏季が「ザマァ～。」とか言っていたけど、皆それは気にしていなかった。
翼「いい?76.5期、77期のお披露目ももう直ぐよ。ステージではなく、芸能防衛圏の星での握手会になるわ。」
友歌「握手会でお披露目?」
翼「そう。00にとって握手会はとても重要な場所。お客さん達と直に触れ合えて生の意見を聞ける最高の機会なの。」
ガチャッ
たかみな「そうっ」
部屋のドアが相手たかみな、才加、ゆきりんが中に入って来た。
77期「おはようございます。」
たかみな「おはっよ～。うち等はさ『会いに行くアイドル』そして『触れ合えるアイドル』。」
ゆきりん「握手会での対応はこれからの人気に大きく影響するんですよ。」
77期「えぇ!?」
才加「このチャンスを物にするには先ず…。」
真琴「?」
才加は真琴の目の前に立ち、両手を握ると…
才加「心を込めた力強い握手!」
真琴「痛痛痛痛痛!」
才加「で、バッチリ目を見て笑顔!」
真琴「ひえ～!」
あら、真琴すごいビビってるじゃん。
ゆきりん「ファンの皆さん、一人一人認知する事も大切ですね。」
織音「認知?」
ゆきりんは空中投影ディスプレイを取り出し、私達に見せてきた。中には京都星(きょうとすたー)にて行った握手会での事がビッシリ書かれていた。
夏季「お～。」
友歌「凄い。」
たかみな「後は私服。」
凪沙「え?」
たかみな「握手会だけだからね。それぞれの魅力をアピールできるのは。」
ゆきりん「ファンの方に好かれるのもガッカリされるのもここがポイントですね。」
夏季「買わなきゃいけないじゃん!A!5000円貸して!」
夏季は血相を変えて私に言ってきた。
A「え?う、うん。はい。」
夏季「じゃ、行って来る!」
夏季は飛び出していった。