【AKB0048】更なる夢を! (ページ22)

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第陸玖話休日の記者会見（*最初美森視点・その後通常視点）ページ22

TV『6時30分よりAKB0048第76.5期研究生、北条Aさんの記者会見が始まります。』
凪沙「…Aさん。」
私(美森)は今、才加と佐江、凪沙に智恵理のメンツでテレビの前に座っていた。
彼方「あれ、皆、何してるの?」
美森「彼方。これ。」
『フェロモン盛りり大作戦』をしていた彼方と真琴、講師だったこじはるが部屋に入ってきた。
こじはる「あらぁ～、Aじゃな～い。」
真琴「本当だ!」
彼方「一体何が?」
才加「それが分からないからこうしてTVを見ているの!」
TV『～秋葉高速襲撃事件の実行犯のグループ、德川銀行川崎支店勤務の井伊直広を始め29名は全員芸能防衛権独立警察によって逮捕されましたが、被害者側の北条Aさんについては詳しい事をまだ掴めておらず、今回の記者会見に至りました。また、共闘をしていた20代の男性についても今だ…』
真琴「一体どういう事?」
凪沙「さ、さあ。」
智恵理「…。」
TV「あ!北条Aさんが会見会場には行って来ました!」
才加「いよいよね…。」

(*通常視点)
私は翼の後を歩き会見会場に入った。部屋に入った途端、記者達の大声が響いた。私たちはそのまま席に座る。
アナウンサー「只今、北条Aさんが会見会場には行って来ました!」
翼「え～、今回の秋葉高速中央環状線襲撃事件の詳細を今から説明させて頂きたいと思います。」
記者1「事件について詳しく!」
A「始めに言っておきますが、これは正当防衛です。私はタクシーに乗って移動している際、大型トレーラーが並走してきました。それに対しタクシーの運転手、私の従兄である北条政人貴の判断により、タクシーを緊急停止させました。並走していたトレーラーも同じようにやりましたが貨物等の重量により横転。敵側が先制をしてきました。」
記者2「従兄なんですか?」
A「はい。」
記者3「どうしてその後逃走したんですか?」
A「急ぎの用事があったので。」
記者4「それは一体何ですか!?」
記者5「詳しく説明して下さい!」
翼「これで記者会見を終わらせて頂きます。事件の詳細については芸能防衛権独立警察の発表をお待ちください。以上です。」
記者6「待って下さい!」
記者7「まだ終わって無いですよ!」
記者8「逃げるんですか!?」
A「言わせて頂きますが!」
私は反射的に大声をあげていた。記者たちは一気に静かになる。
A「これ位の事は富士宮に居た頃の日常茶飯事に過ぎません。貴方方メディアの平和ボケには頭が下がります。…以上です。」