【AKB0048】更なる夢を! (ページ20)

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第陸漆話休日の夕暮/Ⅲ（*最初通常視点・その後美森視点）ページ20

私は翼について行きながら、寮へと向かっていた。
A「…なんで開発段階でこの坂道を残したんだろ?」
翼「あら、Aらしくないじゃ無い。そんな事言うなんて。」
A「秋葉星の他の場所が異様に平坦だからそう言っているんです。この坂が地下都市で一番急じゃ無いですか?」
翼「まあ、そうね。あら、凪沙と智恵理。」
凪沙「あ、翼さんとAさん。って、」
智恵理「す、凄い格好していますね。」
A「?この着物の事?」
凪沙「そ、そうですよ!」
A「ウ～ン。(そうなのかなぁ～。)」
翼「早く行くわよ。」
A「は、はい。じゃ!」
凪沙「は、はぁ。」
智恵理「?」
凪沙と智恵理に変な目を向けられていることを感じながら翼を追いかけながら坂を上って行った。
寮の入り口には…

翼「…手遅れだったようね。」
マスコミが沢山いた。20組は居るな。とか思っていたら…
スタッフ「あ!76.5期の北条Aだ!」
A「え?」
そこで逃げれなかったのが運の尽き。記者やアナウンサー、カメラマンにマイクスタッフなどが私の周りを囲んで来た。
記者1「今日の事件の真相は!?」
アナウンサー「貴方のお母さんは9代目あっちゃんだった北条亜梨氏だそうですが!」
マイクスタッフ「だ～押すな!」
記者2「一緒に戦った男性との関係はどうなんですか!」
A「え?それは…」
記者3「何かやましい事でも有るんですか!」
A「はぁ!?」
プチッっと、私の頭の血管が一本切れたのだった。

(*美森視点)
才加「とんでもない事になっているね。」
私(美森)は才加と佐江にしごかれてたが何時の間にか入口に記者たちが集まりだしていた。そこにAが帰って来て今の状況になっている。佐江も唖然としている。
佐江「何かやったのかな。A。」
才加「さぁ。分からないけど…美森は?」
美森「え?」
才加「知る訳無いか。取り敢えず寮に戻ろう。」
佐江「はい。そうし…」
A「テメェー、いい加減な事言ってるんじゃネェーヨ!!」
佐江が「そうしましょう」と言おうとしてた時にAの怒声が響いて来た。
美森「わ!ビックリしましたわぁ～。」
才加「…A。」
才加は深刻そうな顔をしているのに美森は気付いた。
美森「才加さんも佐江さんもぉ、早く戻りましょぉ。」
才加「え?う、うん。」
佐江「そうだね。」
私達は先に寮に戻ることにしたのだった。