【AKB0048】更なる夢を! (ページ19)

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第陸陸話休日の夕暮/Ⅱ（*最初夏季視点・その後通常視点）ページ19

主審「セーフ!」
キャッチャー「え?」
宏一は倒れていた。ただ、右人差し指がホームベースの角に当たっていたのだ。
夏季「宏一!」
1塁ベースの上にいた私は宏一に駆け寄り、抱きかかえた。
夏季「宏一!しっかりして!」
宏一「…全くとんでもない奴だよな。お前わ。」
夏季「え?」
宏一「アンナ打球飛ばされたらサヨナラにするしか無いだろうが!全く、本当に死に掛けたんだぞ!ってウギャ!」
私は思わず宏一に抱き付いていた。宏一の顔は本当に真っ赤になっている。
夏季「良かった、本当に良かった。」
宏一「お、おい。離れろ馬鹿。」
夏季「え?」
本当に思わず抱き付いていた夏季は今この状況に気が付いた。カァー、宏一よりも顔が赤くなる。今度は一転、私は宏一を突き飛ばした。
宏一「ダッ!?痛～。って本当馬鹿野郎!他のWOTAに殺されっちまうだろうが。お前だって00続けられなくなるぞ。」
夏季「ゴ、ゴメン。」
監督「まあ良いじゃないか。さっさと飲み行くぞ。夏季ちゃん酒は?」
夏季「ん?余裕。」
監督「宏一。お前片付けしてから来いよ。」
宏一「はぁ?」
夏季「んじゃ、宜しく～。」
私も飲み会に行くため、グラウンドを後にした。

(*通常視点)
私は政人貴に話をつけて、翼の元へ再び戻っていた。政人貴はそれなら帰るといって、帰って仕舞ったけど良かったのかな?
A「まあ、私がどうこう言える事じゃ無いけど。」
翼「A。寮に戻るわよ。」
A「はい。で、なんで鈴子と楚方を抱えているんです?」
2人とも寝ているみたいだけど。
翼「まあ、色々とあってね。行くわよ。」
翼は表出口のほうに向かって歩き出した。私もそれについて行く。
翼「全くアンタもお騒がせな人ね。記者会見はそれで出るの?」
A「え?はい、その心算ですけど。」
翼「そう。なら良いわ。刀も持って行きなさいよ。」
A「?」
何言っているんだ?まあいいや。
私は00の寮へと向かい、翼の後を歩いて行ったのだった。