【AKB0048】更なる夢を! (ページ17)

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第陸肆話休日の午後/Ⅱ（*最初通常視点・途中から夏季視点・その後通常視点）ページ17

政人貴「また検問ですね。」
A「交差点を左に曲がって下さい。すぐに裏路地が見えるのでそこを右です。」
政人貴「分かりました。」
セダンは検問の目の前の交差点を左に曲がり、すぐに右に曲がって一方通行の狭い裏路地へと入って行った。公園が遠くに見える。確か、あそこのおでんの屋台にいるらしい。…多分。
政人貴「何とかつけそうですね。」
A「はい。」
政人貴「その後は独立警察ですか?」
A「ええ。恐らく。」
政人貴「承知いたしました。」
車が止まった。ちょうど公園の裏口だ。
政人貴「ここで待っております。表まで少々距離があります。申し訳ありません。」
A「いえ、問題ありません。有難う、政人貴兄さん。」
私は車から出て、公園の中へと向かい歩みだした。

(*夏季視点)
夏季「イッチョサヨナラと行きますか!」
監督「よし!行ってやれ!夏季ちゃん!」
夏季はバッターボックスの中に入り主審がプレイをかける。
主審「プレイボール!」
相手投手「(ふん、仕方が無い。)これはどうだ!」
シュッ!
夏季「(ストレート!)貰ったぁ!」
ブンッ!スカッ!バーンッ!
夏樹のバットに感触は伝わらなく、その代わりにミットの乾いた音がグラウンドに響いた。
主審「ストライーク!」
夏季「え?」
今、確かに今ボールを間芯で捕えたはずなのに…。あっ!
夏季はとある球種に心当たりがあった。
夏季「(SFF!)クソッ!」
宏一(夏季。)
相手投手「(フッ。)お前にはこの球は打てねぇ!」
相手投手はセットポジションから左足を素早く上げモーションをし、体を捻って2球目を投げる。
シュッ!
夏季「(ボール2球分下!)ここ!」
ブンッ!キィーン!
今度は快音がグラウンドに響き渡った。

(*通常視点)
A「…意外に広いんだなぁ。」
私は今、公園の中を歩いている。思ったよりも時間がかかって仕舞っている。
A「あっ、あった。」
おでんの屋台を見つけた。そういえば私も昔、たまに屋台に連れて行かれたっけ。
翼「あら、Aじゃない。こんな所で何してるの。」
牛山「とんでもない来客ね。」
翼と牛山が屋台に座っていた。…何処からか視線を感じたがあえて無視する事にした。酒も飲んでないか。
A「一寸大事な話が。」
翼「これの事?」