【AKB0048】更なる夢を! (ページ16)

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第陸參話休日の午後/Ⅰ（*最初亜梨視点・その後通常視点）ページ16

銀河には何十億という星が存在する。その一つ完全芸能禁止の星、『岡崎星(おかざきすたー)』の中心であり德川家の本拠、岡崎城の城下にひっそりとたたずむBarに北条亜梨、その人は座っていた。他に客は誰もいない。マスターがグラスを磨いているだけだ。因みにテレビは付いており、秋葉星の事件がニュース報道されていた。
TV『この事件で実行犯のグループ、德川銀行川崎支店勤務の井伊直広を始め29名は全員芸能防衛権独立警察によって逮捕されましたが、もう一方の男女2人は未だ発見されていません。どちらも10代後半から20代前半で刀を所持しており…』
亜梨「フフン、あれ絶対Aちゃんだよね～♪マスター、ジントニック～。」
マスター「かしこまりました。」
亜梨「よろしくねぇ～。」
ピリリリリ…携帯が鳴り亜梨は出る。
亜梨『ハァ～イ、亜梨で～す。』
?『で、次の用件はなんだ?』
亜梨『ん～、熱海の握手会まで待ってねぇ～。多分2週間後には連絡するからさぁ～。』
?『はいはい、分かったよ。』
亜梨『じゃぁ～ね～。』
ピッ
亜梨「フゥー。上手くやってくれた様ね。多少は感謝しなくちゃ。それにしてもこの映像でも分かるなぁ。A、アンタは強くなったね。でもまだまだ。私がアンタを14代目前田敦子にしてみせる。」
アスター「ジントニックです。」
マスターがジントニックの入ったグラスを亜梨の目の前に差しだす。亜梨は一口、ジントニックを口に含む。
亜梨「おぉ～!?これは凄いぞ!マスター!流石!」
マスター「有難う御座います。」
亜梨はジントニックを満足げに飲んだのであった。

(*通常視点)
私達は芸能防衛権独立警察に見つかる事無く00の寮に戻る事が出来た。
政人貴「ここで待っておりますので。」
A「はい。」
私は政人貴にそう言われて、寮の敷地に入ると才加と佐江の前で美森がスクワットをしていた。それを見ながら寮の中に入って行き、パパコックに翼の居場所を聞いてからさっき買った着物に着替え寮を出た。そこで、
さやか「あーA!アンタ、凄い格好してるじゃん!」
見つかって仕舞った。
A「そうですか?」
さえ「そうだね。私は真似出来ないや。」
A「ハハハ…。私、急用があるんで。」
さやか「そうだったの?ゴメン、じゃあね。」
さえ「バイバイ。」
A「はい。」
そうして私は正面に止まっていたセダンに乗り込み翼のもとへと急いだのであった。