【AKB0048】夢の舞台へ! (ページ8)

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第陸話北条家/Ⅰ（*夏季視点）ページ8

ガラガラ
家臣1「お帰りなさいま…」
夏季「おっ邪魔しま～す♪」
A「わ、馬鹿。勝手に入るなって…」
家臣1の目の色…いや目付きが変わった。そしたら…
家臣1「曲奴!」
いきなり脇差を抜いて夏季に振りかかった。
夏季「え…!?」
何も考えれなかった。スローに見える刀の軌道は真っ直ぐだ。死を覚悟して目を瞑ったその時、
A「止めなさい!!」
夏季・家臣1「!」
家臣1は刀の軌道を緊急修正して、夏季の右に置いていたツボを切った。
ガッシャーン
ツボは木っ端微塵に砕け散った。
夏季「ヒィ～。」
A「だ～か～ら～勝手に入るなって言ったんでしょうが!!」
夏季「す、すいません。」
家臣1「お帰りなさいませA様。」
家臣1は何事も無かったかのように笑顔だ。ただ、脇差は未だ右手で握ったままで、私は思わず身震いした。
A「ごめんなさい、叔父様。こんな馬鹿のせいで…。」
夏季「馬鹿とは何だ!馬鹿とゎ…」
そこで喋るのを止めた。家臣1がまた脇差を大きく振り上げていたからである。
夏季「ご、ごめんなさい。ごめんなさい!ご免なさい!!御免なさい!!!」
A「叔父様。」
家臣1「承知いたしました。」
夏季(た…助かった～。)
何とか見逃してくれたみたいだ。
A「行くよ。」
夏季「う、うん。」
屋敷の奥へと向かって歩き出した。
夏季(この先もさっきみたいなのばっかなのかな～。)
ギク…。物凄い殺気を感じる。な、何も考えないようにしよう。
A「あんた先に着替えなさい。」
夏季「え～。」
A「叔父様～。」
夏季「わーごめんなさい!!!」
A「じゃあ着替えな。」
夏季「分かったわよ。」
A「じゃあアンタはあっちの部屋で着替えな。着替えも置いてあるから。」
夏季「うん。分かった。」
そういって部屋の中に入ると、
夏季「す、すごい。」
数百着以上の洋服がそこにはあった。ここまであると流石に迷う。
夏季「まあ適当で良いか♪」
手前にあった服をとり着替える。さっさと済ませて廊下に戻る。すでに廊下にはAが立っていた。って、