【AKB0048】夢の舞台へ! (ページ6)

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第肆話過去/Ⅱ（*回想その後通常視点）ページ6

政輝はホルスターから素早くD.Eagleを構え後ろでMP5を構えているデス兵の左肩を狙い、引き金を引く。
デス兵1「ぅ…!?」
銃弾は見事に左肩に命中し、MP5を落とさせる。更に政輝はもう一人のデス兵、政人貴が交戦しているデス兵の右腿を狙い引き金を引こうとする。だが、政人貴が入って来て仕舞い、なかなか引き金を引けない。
政輝「政人貴!離れろ!!」
政人貴「俺は構わん、撃て!!」
その言葉を聞き、引き金を引こうとする。だが…引き金を引けない。
政人貴「何しているんだ!早く撃て!!」
政輝「出来る訳がないだろう!?」
デス兵2「隙有り。」
デス兵は、MP5を構え標準を政人貴に向ける。
政輝「!?」
政輝はそれを察するとD.Eagleの引き金を反射的に引いていた。
デス兵2「な…!?」
銃弾は見事デス兵の右腿に命中していた。
政輝(残り5発。)
政輝は弾倉(マガジン)に入っている銃弾の数を意識の中で再確認してから、デス兵の左腿、右肩、左肩、MP5、ヘルメットの左端を撃った。
デス兵は何もする事が出来ないまま倒れた。
政人貴「すまん。でも、いいのか?殺しちまって?」
政輝「死んじゃいねぇ～よ。頸動脈も外している。父の分のお返しでね。」
政人貴「な…まさか、政孝様が!?」
政輝「阿呆、死んじゃいねぇ～よ。だからこいつも殺さなかったんだろうが。」
政人貴「なるほど。」
と、その時
バババババッ!!!
MP5の銃声が聞こえ、政人貴の目の前にいた政輝の身体が倒れる。
政人貴「政輝!?」
デス兵1「貴様も死ね!」
政人貴は何も考える事が出来なかった。だが体は反応した。素早く体を捻り、銃弾をよける。デス兵は右腕しか使っていないため銃弾の軌道はまばらだった。そして、銃弾が政人貴の左に逸れた。
政人貴(見えた!)
政人貴は小太刀を抜くと、横跳びをしながらダーツの要領で小太刀を投げる。
デス兵1「ぐ!?」
小太刀はデス兵の腹部に刺さり、その勢いでデス兵は倒れる。政人貴はデス兵が倒れるのを確認する前に政輝の方に振り返り走り出し。仰向けになって倒れていた政輝の体を起こす。
政人貴「政輝!?政輝ーー!!!!」
政人貴の叫びが戦場に広がった。

～現在～

それ以降政輝は昏睡状態に陥り、未だに意識が戻らない。
外はもう暗くなっていた。アナログ時計の針の音が病室内に響く。そんな中、Aは口を開いた。
A「お兄様、私絶対に00になってみせます。」
政輝に返事はない。でも私は信じる。私の兄、政輝は必ず戻って来てくれると。