【AKB0048】夢の舞台へ!

第肆壹話 深夜に見たもの（*通常視点・途中から凪沙視点） ページ43

A「キッツ!」
たかみな「ハハハ、最初はそんなもんだよ。」
優子「それにしてもちゃんと踊れてるね。」
A「体力には自信あったんですけどね。」
翼「流石ね。」
A「どうも。」
たかみな「さあ、もう1回行くよー!」
A「はい!」

-無重力エリア-
夏季「智恵理を呼び戻すなら行きな。考えるのはそれからでも遅くないから。」
凪沙「はい。」
友歌「私も行く。」
そう言い凪沙と友歌は出て行った。
夏季「さてと、アンタはもう寝な、織音。明日もきついよ!」
織音「は、はい。」

(*ここから凪沙視点)
凪沙「ん〜どこ行ったんだろ。」
友歌「さあ?…ん?何だろ、この音。」
凪沙「あ、あっち!」
『昨日までの経験とか 知識なんか荷物なだけ 風はいつも通り過ぎて 後に何も残さないよ
新しい道を探せ!…』
友歌「凄い…」
凪沙「カッコいい。」
『他人(ひと)の地図を広げるな! 伏せた目を上げた時に 0(ｾﾞﾛ)になるんだ…』
凪沙「私達はもうとっくにレッスン切り上げてるのに。」
友歌「襲名メンバーはこんな遅くまで練習しているんだ。」
『僕らは夢見てるか? 未来を信じているか? 怖いもの知らず 身の程知らず…』
優子「何度やったら分かるんだよ!」
音楽が止まった。
優子「今回のステージ演出は転換が早いんだからもっとスムーズに動かなきゃ!」
さやか「分かってるっての!そっちが音ズレしてるんだろ?」

凪沙「え?喧嘩!?」
友歌「え!?ウソ?」

たかみな「集中、集中!気が散ってるんだよ、皆!もう本番はすぐなんだよ!」
ゆきりん「落ち着きましょう。」
優子「だ〜か〜ら〜。こうやって!」
凪沙「喧嘩はダメ―!!」
友歌「…。」
襲名メンバー「…。」
?「あれ?何やってんの?凪沙。」
凪沙「え!?Aさん!?」
たかみな「あ〜、優子の組の。」
優子「全く、毎年なんだよね〜。何で私の組に限って深夜徘徊するの?それに毎年喧嘩だって思われちゃうのよねー。でも何時も、ウチ等こうなんだー。」
凪沙「え?」
友歌「何時も?」
たかみな「そう。お互いに意見を言い合って、ダメなところを指摘し合って、それでもって最高のステージを作り上げる。それでもドンづまった時は…」
襲名メンバー『開き直って、開き直ってどうにかなるさ〜』
襲名メンバー「ハハハ…。」
凪沙・友歌「…。」
A「ンじゃ、アンタら早く寝な。」
凪沙「Aさんは?」
A「ん〜?もうしばらくこっちだね。」
友歌「何でここに居たの?」
A「え?まあ、ね。」

第肆貮話 すれ違い（*最初通常視点・途中から凪沙視点・最後通常視点）→←第肆零話 文句（*夏季視点・途中から通常視点・その後凪沙視点）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す