【AKB0048】夢の舞台へ! (ページ42)

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第肆零話文句（*夏季視点・途中から通常視点・その後凪沙視点）ページ42

夏季は先にシャワーから出た為1人で脱衣場に居た。
夏季「しっかし、こんなもんでいいのかな。」
富士宮星を出る時にやった1週間の地獄トレーニングと比べたら如何って事無い訓練だ。とか考えていると、他の連中も帰ってきた。そう思いながら夏季は足早に脱衣場を出たのであった。

(*ここから通常視点)
A「で、どこまで歩くんですか?」
翼「ここまでよ。」
そう言われて入ったのは、
A「…レッスンルーム?」
翼「ええ、そうよ。貴方は76.5期研究生として、ダンスの練習も始めて貰います。」
A「は、はあ。」
翼「あ、皆来たわね。」
襲名メンバーが続々と中に入ってきた。
優子「やっぱりこっちだね。Aは。」
A「は、はあ。」
たかみな「じゃあ始めますか!」

-無重力エリア-(*ここから凪沙視点)
友歌「げえ、こんなとこで寝んの?」
鈴子「非常に落ち着かないです。」
真琴「あぁ～もう絶対生きてなんか帰れない!今の内にっと～」
梵方「真琴手直ぐぶつぶつ言う。今日からぶつぶつの仏像ってニックネームにしよう。」
真琴「仏像!?」
織音「こんな筈じゃ無かったのにな～。」
凪沙「織音。」
織音「私、アイドルになりたかったのに。」
友歌「そうだよ。歌って踊ってキラキラして、こんな這いずり回って戦って汗まみれになりたかった訳じゃ無いのに。」
智恵理「うるさい。」
智恵理が出てきた。あ、さっきまで中に居たはずの夏季さんもこっちを見て睨んでる。
智恵理「だったら帰ったら?そんな半端な気持ちでセレクション受けられるの迷惑なんだけど。」
友歌「智恵理?」
智恵理「私、ロビーで寝る。」
友歌「何なの、アイツ。」
凪沙「智恵理!待って!」
夏季「コラ!待ちな!!」
凪沙「…夏季さん。」
夏季「アンタら、何でAがあんなに一生懸命色々教えてくれていたか分かる?」
友歌「はぁ？」
夏季「アイツの家柄はもう流石に分かるよな?」
友歌「あの北条家でしょ。だから戦闘能力が並外れている。」
夏季「アイツの兄さん、北条政輝さんは8年前戦闘によって昏睡状態に陥ってしまったんだ。」
凪沙「え!?」
夏季「アイツはもう周りでそんな事になる人がいるのは嫌なんだよ。だから、なんでも基本からアンタ達に教えてたんだ。でもそのお前らがそれを拒否する所か、文句まで抜かした。Aの思いをお前らは踏みにじったんだぞ!?」
凪沙「…。」
ダメだ。言い返せない。だって夏季さんは何1つとして間違った事を言ってないから。
夏季「もう1回考え直しな。」