【AKB0048】夢の舞台へ! (ページ5)

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第參話過去/Ⅰ（*途中から回想）ページ5

夕日の光が緋色に染まる頃、私はWOTA富士宮病院608号室の中にいた。
A「お兄様…。」
そうAは言ってみるが、兄政輝は反応しない。8年前のあの日、そう、私の夢が形となったあの日から兄、政輝はこうなって仕舞った。

～10年前西暦0040年11月末～

父(A戻って来ないでおくれ…。)
WOTA1「敵襲!マシン16基、戦闘機は2隊編成で約150基です!」
家臣1「富士宮警察の機動隊は確認できたか!?」
家臣2「西500mの位置に機動隊を確認!!」
分家当主1「よし!我らが出向かおう!」
分家家臣1「お供します!」
父「では頼む。地上の歩兵は私達で片付ける。WOTAは空中を頼む!」
稲武「了解です!よし、行くぞ!」
WOTA、北条家「おう!」
WOTA達はマシンへ、北条家は近接武器、銃器を構えてっそれぞれに走り出した。
政輝「私はどちらへ?」
父「私と共に来い!」
政輝「ハッ!」
稲武「では私も行って参ります。どうか御無事で。」
父「それはお互い様だ。行くぞっ!」
稲武、父、政輝もそれぞれに走り出した。
父「戦況は!?」
家臣「ハッ!只今、先鋒が敵と衝突!現在の負傷者は34名です!」
父「34だと!?何故そんなに!?」
家臣「敵前線から約100メートル後方に狙撃部隊が展開されています!」
父「な…」
「なに」と言えなかった。いや、言う事が出来なかった。宙を舞っている何かの塊がある。父の兜だ。その大きな兜は宙を舞い政輝の目の前に落ちた。父の身体はバランスを崩し倒れていく。父は撃たれたのだ。
政輝「ち…父上!!」
急いで父の体を起こす。血は首の辺りから出ているが…大丈夫だ。頸動脈は外れている。
父「…大丈夫だ。ダダの掠り傷だが、お前も気を付けろ。しばらくは動けん。」
政輝「分かりました。」
そして政輝は走りだした。前線までの1200メートル間ダッシュした。
前線では厳しい交戦が繰り広げられていた。北条家は主に近接武器、刀や槍などで戦っているのに対し、デス軍はMP5、サブマシンガンを使っている。どう見ても分が悪い。政輝はデス兵2人と交戦している従兄弟、政人貴(まさとき)の支援に回った。
政輝「政人貴!!」
政人貴「政輝か!?」
政輝「援護する!!」
政人貴「すまない、頼む!!」