【AKB0048】夢の舞台へ! (ページ18)

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第壹陸話沼津星/Ⅱ（助け）ページ18

警部「何事だ!?」
警官1「WOTAです!!」
警部「!…仕方が無い。撤退だ!!」
警官1「撤退!!」
機動隊・警官隊「!」
機動隊と警官隊は警戒しながらAと夏季から離れ、列車から出る。
警部(何故気づかれた。作戦は完璧だったはず。)
WOTA1「大丈夫か!?」
A「はい。けど夏季が…。」
夏季は右腕を押さえつけている。怪我をしたんだ。
WOTA1「取り合えず君達もここから出て!」
A「え？」
WOTA1「大丈夫だ!東京までは俺たちが送る。」
夏季「私は大丈夫だからこのまま行くわ!」
A「何を言ってるの。あんた下手したら骨折しているわよ!」
WOTA1「行きますよ!!これでは騒ぎが大きくなる。」
夏季「分かったわよ!」
Aと夏季、WOTAは電車から出て、ホームを降りた。
A「有難う御座います。」
WOTA1「それよりも早くここから出ましょう。車を用意しています。」
A達は北口から出るとWOTAの車に乗り込んだ。車はすぐに出て、沼津の北へ向かう。
沈黙の中WOTAが話を切り出した。
WOTA1「御父様から連絡が入りましてね。」
A「え?」
お父様が?
WOTA1「それで駅まで来てみたら警官たちが騒いでいるのを確認したんです。」
A「そうなんですか、助けて頂き本当に有難う御座います。」
お父様が連絡してくれたのか。
A「父とはどのような関係で?」
WOTA1「お父様、いえ政孝様にはここ沼津星の芸能保護に協力して頂いたんです。」
A(なんか最近外出する事が多いなと思ったらそんな事していたんだ。)
WOTA1「それよりも良かったです。」
夏季「はぁ？何言ってんのアンタ!こっちは怪我したのよ!?」
A「ちょっとやめなさいって!」
WOTA1「気を悪くしてしまったのなら申し訳ありません。ただ東京星までにある駅のうち、横浜星川崎星は芸能弾圧が特に厳しく、デス軍も常駐している星です。」
A・夏季「!」
WOTA1「それと比べたら警官や機動隊の40人ほどで済んでよかったと…。」
夏季ははまだ不満そうな顔をしていたが、Aは納得した。確かにデス軍の40人と、機動隊の40人だったら格段に危険度が違う。
夏季「アンタ、名前は?」
WOTA1「申し遅れていました。WOTA沼津星支部支部長を務めさせて頂いております形原です。」
A「ちょっとその聞き方は無いでしょ!」
形原「いいのですよ。A様。」
A「でも。」
車が止まった。
形原「着きました。」
そこは沼津国際空港だった。