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決意を胸に【なってぃー】 ページ22

漆や、レト様が私を見ている...。


何て言っているのかは、よく聞こえなかった。


意識が薄くなってきた。


悪魔の、私と同じ、深紅の瞳がこちらを嫌と言うほど見つめてくる。


堕天なんて、死んでも嫌だ。


私は必死に抵抗した。


すると、漆が悪魔に銃口を向けて撃った。


しかし、それは当たることはなかった。


...漆の声が聞こえた。


「ディアは悪魔なんかじゃない。過去に何があろうとディアはディアだ」


「......!」


漆...ありがとう。


私は、悪魔じゃない。


私は、私なんだ。


すると、また不思議と力が湧いてきた。


行ける――――――――――・・・!


私は力を込めて思いっきり槍を降った。


「っ!?」


悪魔は咄嗟にそれを避けたが、少しだけ当たったようだ。


さっきよりも、力がみなぎってくる。


きっと、レト様が力を貸してくれたのだろう。


漆も、銃を見て、不思議そうな顔をしている。


レト様は銃にも力を送り込んだのだろう。


今なら、いけるはず。


悪魔はナイフを何本か飛ばしてきた。


私は槍を回転させ、それを防ぎ、接近した。


「な、何やってるの!レヴィ!そんな子、一発で倒せるでしょ!?」


「そのはずなんだが...くっ...何だ、その力は?」


悪魔は戸惑っている。


私は漆と目を会わせ、同時に頷いた。


「...ここから、出ていって」


「僕も、ディアに同感だ。この教会を...僕らの幸せな時間を邪魔する奴は許さない!」


私と漆は全力で悪魔に攻撃した。


「...くそっ!こいつら...!」


「何だか、良くない予感がするな。ベイル、ここは一旦休戦にしよう」


「あー!もう!納得いかない!!次に来たときは君達全員、絶対に堕とさせてやるから!!」


悪魔は逃げていった。


「.....良かった」


私は安心して、その場に座り込んでしまった。


「ディア!怪我はない?」


漆が心配して私に声をかける。


「大丈夫。ほっぺを少し切っただけ」


「二人とも無事で良かった...!」


レト様も安心しているようだ。


私は悪魔を追い払うことができた。


皆を守ることができた。


私は、ある決意を胸に抱いた。


「...漆、レト様、私、この教会のシスターになる」


皆を守るために。


――――――――――――――――――――――――――――――


ディアがまさかのシスター宣言!


はてさてこの先どうなることやら...。


あ、ディアの容姿を描いて追加しておきました。


見なくても良いですw

怒り【嫉妬丸】→←本当は【あじ】



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(プロフ) - 終わりました! (2017年4月8日 17時) (レス) id: fe844cdf7e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新します! (2017年4月8日 17時) (レス) id: fe844cdf7e (このIDを非表示/違反報告)
あじ(プロフ) - 更新しました (2017年4月3日 19時) (レス) id: 907bb23346 (このIDを非表示/違反報告)
あじ(プロフ) - 更新しまーす (2017年4月3日 19時) (レス) id: 907bb23346 (このIDを非表示/違反報告)
闇松 - 更新しました! (2017年4月2日 3時) (レス) id: 8d015b109f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:漆喰 x他5人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年3月24日 17時

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