腕の中で、 ページ40
A「ごめんなさい、、」
涙が止まらない。ダメだ、弱みなんて見せたくなかったのに、
JK「ほんとだ、」
A「、へ？」
JK「口の奥の方に力入れて噛んでるでしょ？
前弟くんがそれは無理してる印だって教えてくれた。」
A「ゔ、ごめんなざい、」
ヤバい、泣いてるせいで鼻声になる
JK「大丈夫だから、ね？」
こいつ、抱きしめてくれてる。
そんなことされたら、
A「ゔゔゔ、ごわがっだよぉぉぉぉ、どうじよう、また会ったら、ごわいよーーーー」
こうなってしまうでは無いか、、
JK「大丈夫、大丈夫。俺がついてるから」
前はこんなふうに泣けなかった。ただひたすらに我慢してただけだった。ずっと笑顔でいようと頑張ってたし、泣いたら負けだとすら思ってた。
でも今はまるで子供のように泣きついてぐちゃぐちゃになっている。
あーーー、どうしちゃったんだろ私
あんなにも人に背中を見せるのは怖かったはずなのに、、、
馬鹿みたいに泣いている私の全部を受け止めくれて何度も大丈夫だと言ってくれた。何処にもそんな保証なんて無いし、なんならこの人とはまだ会って半年かそこらしたってない。あの男の方がずっと長く一緒にいた。だけどその言葉はどこか真実味があって安心できるものだった。不思議だ、こんなにも素の私で居れるなんて、、
その後彼のスーツは私の涙と鼻水で汚れてしまった。そのシミは汚くて酷く醜かった。だけどジョングクさんはそれを受け入れてくれた。
自分の醜いところを受け入れてくれた。
だからこのドキドキは恥ずかしさによるものなんだと信じたかった、
JK「落ち着いた？」
A「はい。ありがとうございました。その、スーツも弁償します。」
JK「んー、大丈夫っしょ。これ元々衣装だし」
A「余計ダメです。」
あーやばい、何時間この部屋にいたんだろ
そう思って時計を見たら私が会場を抜けてから3時間ほどしかっていなくて驚いた。
A「、、戻りますか」
JK「え、ちょっと待って、今更気づいたけどなんだここにいるの？」
あ、そうだった。この人知らないんだよね
A「あーー、えへへ」
JK「えへへではもう騙されないよ？」
、、まぁそうだよね
A「皆さんがモデルを務める商品の元の会社をうちの父が経営してるんです。」
JK「えっ！」
驚くがいい。うちはなかなかの財閥で他にもお菓子とか洋服とかのグループの経営もしている。
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おぱぷみ(プロフ) - Ladybugさん» ありがとうございます！私のお話って面白いって感じてくれる方とそうじゃない方にはっきりと別れると思うですよね、そんな中で面白いと言って貰えるのは、ほんっっとに嬉しいです！四肢がもげるぐらい！ (2020年12月9日 21時) (
レス) id: 855625ed2f (このIDを非表示/違反報告)
Ladybug(プロフ) - すごい面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2020年12月8日 17時) (レス) id: ea32b08b8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぱぷみ | 作成日時：2020年10月12日 20時
