きみさん MKside ページ14
疲れきったココロとカラダに効くものが優しい味のものだなんて誰が言ったんだ？
たくさんの脂と糖質。
デビューに向けてしぼった体の隅々にまでいきわたるカロリーが自分にエネルギーを与えてくれた。
あと、この子の嬉しそうなえがおも、
MK「はっ、もしや！」
A「ん？」
！！！！！
ご飯とスープ一緒に行くのか？
MK「っ！！！」
言葉でないやつ！！！
MK「海苔でくるむとより美味しい、？」
後で考えたらパーカーを脱いで中のTシャツになるほどがっついて食べた俺はもう、目の前の食べ物と隣で嬉しそうに眺めている彼女しか頭になかった。
食べたものが血となり、肉となり、明日の活力になる。
そんな当たり前がこんなにも幸せだって気づかせてくれたのがこんなに若い女の子とこんなに体に悪そうなラーメンだったなんて、なんておかしい人生なんだ。
A「ご馳走様でした」
MK「ご馳走様でした。」
店主「また、いつでも」
隣の男の人「お嬢ちゃんたち、これ」
A「みんとがむ、、」
ガシッ、
MK「え？」
その2人に何かしらの優勝が芽生えたのは傍から見た俺でもわかった。
MK「あの、ご馳走様でした。」
A「いえいえ！その前に助けてもらったし何よりもおしそうに食べて貰ってとても嬉しかったです。付き合ってくれてありがとうございます」
MK「いや、えっと、その、」
おい！マーク！！名前を聞くんだ！！
何をうじうじしてるんだ！！
「あの、お名前は？」っていう一言言うだけだぞ！？
勇気を振り絞れ！
A「あ、スープとみず飲みすぎました？トイレならそこにコンビニが」
MK「あ、ちがくて、」
おい！トイレ我慢してると思われたぞ！！
よし、1.2.3で聞くぞ、
1.2.3っ、
MK「名前をお聞きしてもよろしいでありますか？」
ドキドキドキドキ、
もう今日で動かなくなってしまうのか不安になるような鼓動のせいで、変になってしまったなんてこと、気づかなかった。
A「AAです」
MK「あ、なるほど」
A、A
今まで名前というのはただのシステムだと思っていた。
ほかのものと区別するためだけのもの。
でもこの時違うと気付かされた。
A「はいそうですね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 187人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おぱぷみ(プロフ) - アユさん» いやー実は少年漫画大好きで他にも沢山出してます、、w見つけたらクスッとしてやってください。 (2021年4月29日 21時) (
レス) id: 855625ed2f (このIDを非表示/違反報告)
アユ(プロフ) - 急に爆豪出てきて笑いました www (2021年4月29日 20時) (レス) id: 7fcabb71e4 (このIDを非表示/違反報告)
おぱぷみ(プロフ) - どんな些細なことでも気軽に書いていただけると嬉しすぎて五臓六腑爆発しますぅ！！！ (2021年4月25日 1時) (レス) id: 855625ed2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おぱぷみ | 作成日時：2021年4月25日 1時
