こっちを向いて［JM］ (ページ2)

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『いや、だから別れたんだって』

私がそう淡々と告げると、心底驚いた顔をしているサナ。

SN「凄い仲良くなかった？」

そういえば、サナには浮気のこと言ってなかったな、と思い出す。

一応伝えた方がいいと思って伝えると、もっと早く言えよ！と叩かれた。

SN「あんたずっと1人で悩んでたの！？」

『いや、ジミンに聞いて貰ってた』

SN「あー、もう伝えたの？てか、弟には言った！？」

なんでサナに弟の心配をされたのかよくわかんないけど、両方に伝えてない。

ジミンは、寝るの早いから多分もう寝てる。

弟は、この時間なら多分ていうか絶対起きてる。

『わかった、じゃあ弟には言うよ。ジミンは寝てると思うし』

SN「ん、辛くなったら私が言ってあげる！」

『いや、いい。意外と辛くないんだよね』

そう言いながら、携帯を操作して電話番号を打つ。

弟は、凄く過保護で。

まるでお父さんみたいな。

別れたって言ったら、どんな反応をするのだろう。

『もしもし』

「もしもし、ヌナ？どうしたの？」

『夜遅くにごめんね、グク。あのさ、』

JK「うん、大丈夫だけど何かあった？」

『私、彼氏と別れたから』

JK「え、なんで」

『まあ、家帰った時に話すから。もうすぐ帰るし』

私がそう言えば、早く帰れと口を出してくるサナ。

JK「出る時必ず連絡して、ヌナ！」

はいはい、と返事をして電話を切った。

SN「あんた達、姉弟見るとどっちが年上だか分かんないね」

『普通に私って分かるでしょうが』

グクはいつも私の心配をしてくれるけど、本当は凄く甘えたがりで。

最近は私に彼氏が出来たのもあってそれは無かったけど、

また甘えん坊な弟に戻っちゃうかな。