時に普通の出会いあり５ ページ31
神尾side
浅沼「ほら、Aこれも美味しいよ」
「ん、ふわふわです！これは前に一緒にいただいたたこ焼きですか？」
浅沼「ちょっと違うんだなー。明石焼きっていう、お出汁で食べるたこ焼きの親戚みたいなもの」
「ほぉ、明石焼き･･･美味しいですね」
ムグムグと口を動かして明石焼きを頬張るAくん
料理が届き始めると浅沼さんがAくんに餌付けを初めて
あまりにも美味しそうに食べるので駒ちゃんも一緒になってAくんに食事を勧めている
駒田「ここのから揚げ本当に美味しいんだよ、はい」
「あー･･･んっ！美味しいです！んへへ、美味しいお肉は幸せですよねー」
本当に幸せそうなニヘラとした笑顔を見ると周りもつい笑顔になってしまう
神尾「魚はいける？サーモンのカルパッチョも美味しいんだけど」
「もちろんです！魚も大好物ですよ」
神尾「よかった。じゃあこの大きいのにしようかな…はい」
「あむ･･･んー、柔らかくてソースがとても美味しいですね」
浅沼「Aくんはいつも何食べてるの？」
「最近はそうですね、安元さんのお料理をいただいてます」
３「「「え？」」」
神尾「いつも？」
「主に、はい」
駒田「どういうこと？」
「どういう、と言われましても。今朝も安元さんに作っていただいた
ハムエッグトーストをいただいて仕事に行きましたよ。すごく美味しかったです」
今朝の事を思い出してか、さっきよりも数段柔らかい笑顔を浮かべるAくん
いいな、自分が作った料理でこんなふうに幸せそうな表情を浮かべてくれる・・・
俺も機会があったらAくんに食べさせたいな
駒田「一緒に住んでるの？」
「いいえ、よく私の家に来ていただいてるんです。安元さん専用のお部屋もありますし」
浅沼「あぁ、なんとなく噂で聞いてるよ。すごい大きなシェアハウスを作ったらしいって」
駒田「え、なにそれ行ってみたい」
「本当ですか！？是非是非！よく来ていただいてるとは言っても今日のように一人の時もあって
あの空間に一人でいるのは実は結構寂しかったりするのですよ」
浅沼「僕もチラッと見ただけだけど結構広かったもんね」
神尾「浅沼さん行ったことあるんですか？」
浅沼「一回だけ、瞬間移動で。その後すぐに異空間になったし…」
駒田「瞬間移動･･･異空間･･･」
浅沼「その後散々な目にあったし」
神尾「一体何が」
浅沼「・・・Aは、怖いぞ」
駒田「気になる！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫。 - 推しが絡んでる...！推しと推しが...！紀章さんと諏訪部さん大好きで、うらつくあんまり二人出てこないので嬉しかったです！ありがとうございます！ (2023年4月23日 18時) (
レス) @page7 id: f02eee6231 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うるげぃりあ | 作成日時：2022年5月14日 0時
