【歌い手様】訳ありシェアハウスに入ることになりました！

36話 ページ48

Aside


みんなで夕飯を食べ終わり、それぞれ二階に上がる


今日も、うらたさん来てなかったな…


やっぱ、私のこと嫌いなのかな…


まぁ、とうの昔に嫌われてるけど。

そんなことを思いながら、自分の部屋に入る


その時、


？「お前は、また“友達”を無くしたな？」


後ろから、声がした


振り返ると、小さい男の子


『わ、わっくん…？』


うらたさ…わっくんだった


渉「あーあ、お前はまた人を裏切って、また人を無くした」


『そんな……私、裏切ってなんか…』


渉「裏切っただろう？昔に俺を。そして今に花菜を」


『なんで…』


渉「花菜は、お前とまた友達になれると、また仲良く出来ると信じて近づいたのに。本物だったのに」


『私は悪くない……、私は私は…』


渉「お前が悪いんだよ。謝れ」


『いやだ…』


渉「謝れ、謝れ」


『…ごめん……なさい』


渉「もっともっともっともっともっと！！！」


『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい』


ひたすら、言い続けた


やっぱり、わっくんは私の事なんか信じてくれないんだね


やっぱり、悪者は私なんだね


私は、謝り続けなきゃいけないんだね


ｶﾞﾀｯ


音がした


ドアが開く音


ま「A！？！？」


『まふ……くん？』


ま「A、落ち着いて」


『まふくんは、見えないの？ほら、ここにいるでしょ？』


ま「A…？だれ？誰がいるの？僕には見えないよ」


『わっくん。わっくんがほら、そこにいる』


ま「わっくん……？」


『あ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい』


ま「A…？」


─まふまふside─


Aの部屋の前をたまたま通った


そしたら、ごめんなさいってずっと言ってる


なぜか、体がドアを押して部屋に入った


うずくまりながらずっとどこか１点を見つめて謝り続けているA


話しかけたら、わっくんという人が立っているという


こういう時は、クプラさん？


確か、幼馴染みだって言ってたよね…？


僕はすぐに部屋から出て、クプラさんの部屋まで走った


ドアを勢いよく開ける


ま「クプラさん！！！Aを助けてください！！！」


とりあえず叫んだ


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(´＜_｀ )

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