【歌い手様】訳ありシェアハウスに入ることになりました！

33話 ページ44

Aside


『ねぇ？まふくん』


ま「ん？なーに？」


まふくんはそのままの笑みで私を見る


『まふくんって、そんな笑い方、したっけ？』


一瞬驚いたような顔をして、いつものまふくんに戻った


ま「ほんと、Aは鈍感だなぁ？」


そう言って笑うまふくん


さっきのような笑はない


『えぇー？そう？…てか、もう6時半だよ！下行ってご飯食べよ！』


まふくんと下に降りて、みんなで机を囲む


ま「やったー、Aの隣〜」


機嫌がいいようで。


そ「まふ、なんかあった？」


さすがそらるさん。何かを察したな


ま「自分の中の闇が光に変わっただけですよ？」


まふくんがそう言うと、そらるさんは少し顔を曇らせた


そ「お前、闇なんかあったんだな。いつもその手に闇が封じ込まれてるのかと。」


ま「この手の中の闇は僕の力なんですぅー！ 」


なぜ語尾を小さくするのー！可愛すぎー


『ふふっ』


思わず笑いがこぼれる


ま「あー！A笑ったな〜？」


まふくんが頬を引っ張ってくる


『あ〜、痛い痛い！ごめんごめん！』


すごく、楽しい


でも、そらるさん？


私達がじゃれてるのが、そんなに嫌？


どうしてそんなに悲しそうなの？


そんな時、まふくんが言った


ま「そらるさん？笑おうよ！！！ね？」


まふくんは精一杯の笑顔を


そらるさんの前で作って見せた

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