【歌い手様】訳ありシェアハウスに入ることになりました！

う「………18話」坂「生放送！」う「はぁ？やだ」 ページ22

そらるside


『私は、謝り続けないといけないですから』


そ「は……？」


意味がわからない


そ「何で、そんな事…『それより！なんで来たんですか？』……」


そ「だって、心配になって」


『私は大丈夫ですよ！嫌いなんてずっと言われてきたので慣れっこです！』


そ「ごめん。あんなこと言って」


『いいんです！私が嫌いなら、私近寄らないので！』


そ「いや、べつにしなくていいよ。俺、Aの事好きだから」


『ふふっ、ありがとうございます。私も好きですよ』


届いてないか…


そ「なんかあったら頼れよ。じゃ」


俺は言って、部屋を出た


さっきまで、嫌いだったのに……



─Aside─


よかった。好きって、言ってもらえた


『ありがとう…』


誰に、呟いたんだろ


そのとき


ｺﾝｺﾝ


ク「Aー？ちょっと用事が…」


『どうぞ』


ク「A、今度コラb……どうしたの！？」


『いや、別に、で？なに？』


ク「泣いてるよ？」


『私、泣いてた？ごめんごめん』


ク「すぐ謝るくせ直ってないな…(ﾎﾞｿｯ」


『なんか言った？』


ク「なーんにも！でね、今度コラボしよ！」


『台本考えてね』


ク「分かった！出来たら見せるから！…曲は？」


『……ブリキノダンス』


ク「むず！まぁ、Aがいいならいいや！じゃ、お邪魔しました！」


元気にクプラが出ていく


クプラって今日あったばかりのはずなのに、すごく楽で、楽しいな…


ま、いいや。作業しよ


─コゲ犬side─


今、夕飯を食べ終わって、犬猫店長で出掛けてます


96「タピオカ！」


96の機嫌も直り、店長もルンルンです


コ「ねぇ、あれ歌詞さんと、天月くんじゃない？」


噴水公園のベンチに見慣れたシルエットを発見


96「かしたろー！天月ー！」


いや、まだ2人とは決まったわけじゃないんだけど


その人達は振り向き手を振ってくる


店「2人だったみたいだね」


とりあえず駆け寄る


天「96ちゃん！機嫌は直ったかい？」


96「バッチリ！」


店「こんな所で、何してたの？」


歌「え、言っていいのかな？」


天「いいと思うよ」


歌「えっとね、Aの写真を見つけたの」


歌詞さんが店長に写真を渡す


覗いてみると、小さい頃のAと同じくらいの年齢の男の子が写っていた


店「これが、どうしたの？」


歌「どことなく、うらたくんに似てない？」


言われてみれば、そうだ


笑顔…が似ている気がする


何か、あるのか…？

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