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「やった〜おんなじじゃん！！！」
「運命じゃん〜！！」
なんて言ってるけど最後までのこった私達。
メンバーは、私とハユンちゃんとヘウォンさん、ななみさん、えりさん、みなみさん。
空気がお通夜だ...
そうなるのも当たり前でこのグループは、全員顔の系統がかわいい。
なのに、曲はブンバヤ。
...やってんな。てか完全に狙われたな。
「..えっと、どうする？」
「一旦リーダーから決めます..？」
この状態から口を開いたのはハユンちゃん。
私も続けて口を開く。
「リーダー..」
当たり前に誰も出ない。
ハユンちゃんもごめんリーダーは向いてないってこっち見て言っている。
待って、皆こっち見ないで。
「..あ、私やりますよ..」
空気の圧に押されて飛び出た言葉に後悔するけどいないまま進めるわけにもいかないので私は話を進める。
「..とりあえずメボから決めます..？」
一つずつパートを聞いてできそうなところ考えてみるけど私も歌は得意じゃないから口が開かない。
そもそも半分が日本人のこのメンバーにこれはしんどい。
神様、仏様なんとかしてぇぇぇ、
「メボは、私するよ〜！！」
言い出してくれたハユンちゃん。
可愛いしなにこれ天使？
「センター決めなきゃね〜ダンス得意な人がいいかも。」
ハユンちゃんの一言で全員がこっちを向く。
このメンバーでダンスが特技としているのは、私しかいない。
だがしかし、私はHIPHOPより、ジャズの方が得意だ。
だがしかし！！！私以外は、ダンスどころか自信すらない人達だ。
「やります..」
全然苦じゃない。ただ、プレッシャーが...
ハユンちゃんを皮切りにどんどん決まっていくパート。
ヘウォンさんが、メインラッパーを切り出してくれてとうとうパートが決まった。
「じゃ、ダンスしますか」
ダンス動画を回すけど皆本当に自信なさそうな顔。
人に教えてる事が初めての私にとって、皆のやる気がない事は最大の壁だった。
「1-2-3-4..ゆっくりしましょう」
「ごめんね..」
申し訳なさそうな顔でダンスを踊る皆と周りのグループの進捗の差に私は焦りを感じる。
インタビューに呼ばれると案の定聞かれる進捗。
テレビに出るわけだし、変なことは言えない。
「..今の状態だと不安です。私も人のこと言えないレベルなので..でもなんとか間に合わせて成功させて見せます。」
カメラの前で言ったんだ。
どれだけ自信がなくても成功させなきゃ。
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作者名：チーズケーキ | 作成日時：2024年2月19日 14時
