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「「え?」」
私とハユンは同時に顔をPDニムに顔を向ける。
そりゃそうだ、どんな言葉が待っているかと思えばまさかの勧誘。拍子ぬけったらありゃしない。
「実はBIG HITから新たにヨジャグループを作ろうと思っていたんだが、生憎うちにはヨジャ練習生がいないんだ。そこで実力があるけどデビューできてない練習生を探していたんだよ」
PDニムが言うには、私たちをスカウトしたかったけど両方デビューが決まっていたので私たちの事務所は断っていたので諦めていたらいつの間にか私は辞めてたし、ハユンもこんな事があってデビューできるわけないので全ての負担を含めて引き取らせてほしいとのことだった。
「どうかな。最終的には君たちの意見を尊重するんだけど」
「私は..ぜひお願いします」
断る理由なんて一つもない。また夢を叶える一歩が踏み出せる。だけどハユンが抱えてる問題はそれだけじゃないから顔が暗い。
私が頭を下げるとハユンは口を開く。
「正直、事務所に帰ったら私はデビュー組から外れるし契約違約金を払わないといけなくなります。迷惑ばかりかけてしまうと思います。」
「だけど、..もし、そんな私を受け入れてくださるのなら私は..この事務所に移籍したいです。」
「よし、じゃぁ決まりだ。Aさんは、とりあえずこれ契約書、ハユンさんは事務所でのやり取りがあるから少し待っててもらえるかな」
その後いろんな説明を受けて私たちは深々とPDニムにお辞儀をして社長室を出た。
ハユンとおんなじ事務所..?
本当に?信じられない。そうだったらよかったのにって思ったいた事が実現するなんて
「ハユン。」
「やったね、一緒だよ。これから。」
「運命だよぉぉぉ」
「私もそう思う笑」
私は、ハユンに抱きつく。
この1年、私はハユンとおんなじ事務所ならって何度考えたか。嬉しすぎて涙出そう。
「話終わった?..大丈夫?」
私たちが抱き合っていると話しかけてきてくれたヨンジュンさんと身長が高いウサギ顔の人。
「..ありがとうございます。ほんとに」
「大丈夫だよ。よく頑張ったな」
私が謝るとわしゃわしゃと頭を撫でるヨンジュンさん。
さっきのおっさんに触られたのとは違うヒュニンのような暖かい手だった。
「ちょっとヨンジュンさん、話あるんだけど」
中からパンPDがきてヨンジュンさんを呼んで社長室を出て行った。
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作者名:チーズケーキ | 作成日時:2024年2月19日 14時