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「ちょ、ちょっとストップ!!」



後ろから声がして振り向くと長身の男の人がダッシュでこっちにはしってきていた


後ろにはヨンジュンさんもいる。
待って、なに、どーゆーこと。


全員がなにも理解できてない状況。
外される手と力が抜ける体。


長身の男の人が私の肩を持って怖かったですよねとさすった。



「自分がなにしてるかわかってるんですか。」

「それはこっちのセリフだよ。気分が悪い」

「いいんですか?証拠ならたくさんありますけど。



ヨンジュンさんは、防犯カメラを指さす。
見られてたんだ。その事実に私は恥ずかしさで涙がでる。ハユンも同じでずっと泣きそうな顔をしていた。



「君たちには関係ないだろう。」

「関係大有りなんです。」

「彼女は契約に同意したんだ。」



私の目を見てなぁ?と聞くおっさんに私は恐怖で震えることしかできない。
..本当に恥ずかしい。なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだ。



「..訴えますよ。」


「べつに売っても構わないが。世には出ないだろうな。...事務所には報告させてもらう。デビューして間もないくせに余計なことしやがって..後悔しても遅いからな」



そう言い残し、歩いて行ったお偉いさんはどこか自信があるように見えた。枕なんてこの業界ではいくらでもあるんだ。
それを私がとめたせいで、大変なことになった。


どうしよう。ヨンジュンさん達のデビュー台無しにしちゃった。私のせいだ。思考回路がぐちゃぐちゃでまとまらない。枕なんて匂わせたから、どこかで助けて欲しいと願ってしまったから。



どうしたらいいのかわからなくて止まらない涙にヨンジュンさんは、背中をさすってくれる。



「ごめんな。助けるの遅くなって。」


「..っごめっ..なさっ..」


「あやらまないで。とりあえず一旦事務所に戻ろうか」



ヨンジュンさんにそう言われ私たちはBIG HITに向かった。



「..大丈夫だった?」


私たちの話を聞いたパンヒショクPDニムは、心底心配そうな顔をしている。
一つ、テレビ局との関係が悪化したというのに余計なことをした私に悪態どころか心配してくれている。



「..大丈夫です」


「..今、君たちにこんなことを言うのは違うのかもしれない。だけど、僕にとってはビッグチャンスなんだ。」












「君たち、僕の事務所に入らないか?」

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作者名:チーズケーキ | 作成日時:2024年2月19日 14時

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