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「っ..テヒョンくんとヒュニンカイくん」

「あれ、この先輩知り合い?」

「あー同じクラスの人だよ」

「どうも、友達のヒュニンとテヒョンです」


テヒョナがそうやって挨拶するとヒュニンは私の手を引っ張って2人の後ろに回す。


「..先輩」

「...なによ」

「僕達の友達と仲良くしてください」



そう言ってニコリと笑うと私を連れて歩いて行く2人。


少し行ったところの交差点でヒュニンは私の手を離した。



「..ありがとう」

「いいよ〜怖かったねぇ」


ヒュニンは私の頭を撫でてくれる。
その手は感じたことないくらい暖かくて気持ちよかった。



「俺ら友達でしょ。危ないことされそうになったら頼ってよ」

「うん。ごめん。ありがとう」


俺らも今日駅まで一緒だって一緒に向かってくれる2人。
きっとその儀典チームとやらが送ってくれるはずなのに、私がこんな目にあったからなのかなとか思ってしまうのは自意識過剰なのかな。


この2人だけは絶対に大切にしなきゃな..
こんないい友達いないよ。ほんとに。

 

「それで、いつカラオケいく?」

「Aのデビューが決まったらお祝いで行こうか」

「それ、かなり遅くなりそうだけど」

「そんなこと言わないのー!Aは頑張ってるんだから、大丈夫だよ」

「ヤー..ヒュニンア..感動してきた..サランへ..」

「僕も、I love you」

「Aの愛は軽い。」

「えぇ..」

「違うよ、テヒョナは、Aに好きって言われてないから怒ってるんだよ」

「なにそれ!可愛い!チョアチョア!」

「ヒュニン、後で裏こい」

「..終わった」

「とかいって満更でもないのがテヒョンね」

「Aも裏くる?」

「ヒュニンア、逃げよう!!」

「わー!!」

「まって、ほんとに追いかけてきた!」

「うわぁー!!」


そうやって3人で駅まで走る。
その瞬間は今までの学校生活で一番輝いてたと言っては過言でないほどの煌めきに包まれていた。


友達と帰る登下校がこんなにも楽しいなんて、今までの私は知らなかった。

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作者名:チーズケーキ | 作成日時:2024年2月19日 14時

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