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「え?まじ?テヒョナそんなに歌上手いの?」
「ほんとほんと、今度3人でカラオケいく?」
「うわ、行きたい!!」
「休み被ったら行こ行こ〜!」
「やった〜!!」
「なんの話?」
「カラオケ行こうって話」
「いいね。」
昼休み、学校の隅の空き教室。
私は今、ヒュニンアとテヒョナと3人でご飯を食べている。
え、なんでこんな天使達とご飯を食べれているかって?
ユンジちゃんたちからいいように使われていることと1人でご飯を食べていることがテヒョナにばれて、見かねたテヒョナ達が一緒に食べようと誘ってくれたのだ。
「てゆうか、このご時世無視する人っているんだね」
「まぁ..私年下だしオンニ達と仲良くしてたら気に食わないんだよ」
「子供なんだよ。Aは気にしなくていい。俺ら一緒にいるし」
「もーテヒョナ〜!!!惚れる!!」
「惚れてから言って。」
「めっちゃ好きだよ。愛してる!」
「やー!ヒュニンアは!!」
「ヒュニンアもLOVE〜!!!」
「LOVE〜!!」
「どんな茶番だよ。」
「ヒュニンア、テヒョニは私らのこと好きじゃないみたいだ。」
「やー、ひどいね本当に。2人で食べる?」
「食べようか?」
「..サランへ。」
「..今のはずるいわ。」
「..だね。」
楽しい。本当に。
教室に戻りたくないなんて思っても戻らなきゃ行けないもんは行けなくて。
空気を消しながら5.6時間目を受けて、帰ろうとすると校門前で私の目の前で仁王立ちするユンジちゃん達。
「..えっと」
「なーにしてんの。」
「..帰ろうと」
「ちょっと付き合ってよ」
「え..」
断れなくてついていくとそこはコンビニ。
「はい。これ万引きしてきて」
みせられた画像は明らかにお酒とタバコだった。
「流石に..私デビューかかってるんで..」
「は?なに言ってんの?」
私が断るとドンッと私の肩を押すユンジちゃん。
私は勢いが強くてよろけてしまう。
「A。なにしてんの?」
「..え?」
振り向くとそこにはテヒョンとヒュニンが立っていた。
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作者名:チーズケーキ | 作成日時:2024年2月19日 14時