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12月 ページ38

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あれから2ヵ月が経ち、学校生活にもだいぶ慣れてきた頃
私は心身共に疲れ切っていた。


事務所に行けば追われる課題と悪口、消化できないコンセプト
学校へ行けばパシられる。


始まりは突然。
それまでは何も起きていなかった。いや気づいてなかっただけなのかもしれない。


私がテヒョン達と2回目の登校した日、なぜかその日は朝から騒がしかった。
私が教室につくと集まってくるユンジちゃんたち


「ちょっと来て。」

「...?はい。」


連れてこられたのは、校舎裏。
地面を見れば、たばこに、使用済みのゴム、お酒の缶に散々でここで悪いことが行われていることは確かだ。


「...今までは見逃してたけど、調子乗ってんの?」

「え?」

「なんでお前みたいな中の下の日本人がテヒョン君たちと絡んでるわけ?」

「はい?」


話を聞けばテヒョン君たちはすごい人らしく学校でも一目置かれているらしい。
そんな人と急にきたちょっと有名な凡人は関わるに値しないということだった。



「私たちが仲良くしてやってるからって調子乗ってんじゃねぇよ」

「自分の身分考えろよ。」

「次、なんかあったらただじゃおかないから」



そういい捨てて戻っていったユンジちゃん達

なんで私の関わる人をこの人たちが決めるのかは納得できないけれどこの学校で温厚に過ごしたいから黙ってすごすことにしたのに


「焼きそばパン3つとリンゴジュースね」

「あ…はい」


待っていたのはパシリにされる未来だった。


「あれ、A何してるの?」


走って購買にパンを買いに行くと後ろから話しかけてきたのはテヒョンだった。
今はユンジちゃん達いないし、久しぶりだし…ちょっとくらい話してもいいよね?


「え、あ、お昼ご飯買ってるの」

「その量一人で食べるの?」

「うん。おなかへっててさー笑」

「おばちゃん。この子の分も。」


そう言って購買のおばちゃんに私の分のお金も払うテヒョンくん。
…優しいすぎでは?こいつと喋んなってだいぶ罰ゲーム過ぎませんか?


「テヒョニっていい人だね」

「知ってる...ってやば。早く教室戻った方がいいんじゃない?みんな待ってるよ」

「え、あ、うん。」



テヒョンくんに急かされて私は軽く辞儀して走って教室に戻ると案の定イライラしてる方たち
遅い、のろま、使えない、今日までで何回浴びせられただろう。


数えきれないほど浴びせられた罵声に飽き飽きして、私は次の日から一人でご飯を食べるようになった。

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作者名:チーズケーキ | 作成日時:2024年2月19日 14時

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