逆境の中で咲く花はどの花よりも美しい (ページ25)

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ボーカルレッスンを終えて集まった私達。

やっぱりみゆオンニが1人思い詰めてるみたいだ。
私でもできたからとか無責任なこと言えないしなぁ..
なんで声かけたらいいんだろう。

「私は...やりたいけど他の人に変わった方がいいのかもしれない...」

「でもやりたいですよね..」

「うん..やりたい」

「じゃあ、やりましょう！私は..歌苦手なんでなんも言えないですけど、！」

「そうです！やりましょう！！このオンニでもあの高音出せたんです！大丈夫です」

「可愛いウリウォニョンア。殴られる準備はできたようね」

「オンニ〜！！」

ウォニョンのおかげで柔らかくなった雰囲気。
そろそろそのオンニ歌できないいじりやめて欲しいけど、雰囲気は、良くなったぞ！！ナイス！ウリマンネ！！！

「じゃ、もっかい練習しましょう！！ダンスもあわせて！！そろそろセンターも決めないとです！！」

「Aセンター狙ってるの？」

「当たり前じゃないですかぁー！私がセンターにたったらもう会場おお湧きですよ！！」

「Aじゃ不安だなぁ」

「オンニより私の方がむいてますね！！」

「あんたが一番心配だよ」

「なんでですか！！」

和やかな雰囲気の中、再び私たちは、みんなの不得意な部分を補い合いながら練習を始めた。

みゆオンニは結局、ユリオンニとなこちゃんが一緒にハモリパートに入って3人で担当することになった。

そしてセンターは、メンバー全員の投票の結果、チェヨンオンニが選ばれた。

歌もダンスもみんなで手を取り合いながら難しい部分や高音のパートを乗り越える。そうやって技術を向上させていった。

本番まであと二日。

その短い時間の中で、私たちの演技は完成されなければならない。

あと二日で私たちの人生が決まる。このステージが私たちの未来にどのような影響を与えるのか、今の私達には想像もできないけれど、この100日、私たちは一生懸命に努力し、困難に立ち向かってきた。

その事実は変わらない。
この舞台で私たちは自分自身と向き合い、成長し、夢を追い求める勇気を持った。そして、どんな結果が待っていても、私たちは決して後悔はしない。

私たちは全員が前を向いて走っていた。