逆境の中で咲く花はどの花よりも美しい (ページ23)

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濃すぎる1日だった...

「ごめんな、急に」

「それは大丈夫なんだけど..まさかあんな美人だったとは」

「中身も美人だよ。」

「ここで惚気ないで笑」

なんかほんとにお父さんが、幸せそうでよかった。
姉が死んでから話してても楽しそうじゃなかったのにちゃんと立ち直れてたんだね。よかった。

私は胸を撫で下ろして帰路についた。

明日からまた地獄の練習だ。
それが終わったら私の人生も決まる。
ハユンはいないけど、私はここでデビューをして姉の夢を叶える。それだけは変わらない。

「疲れたぁ」

宿舎に戻ってもういないハユンのベットに私は寝転がる。
あの時のハユンの顔を私の脳は忘れてくれない。
ハユンの分まで頑張らなきゃ

ピコン

"今日はありがとう。これ、写真です"

送られてきたのはヨンジュンさん達と撮った写真。
はぁやっぱイケメンだなぁ

"こちらこそありがとうございました！！これからよろしくお願いします！"

"こちらこそよろしく笑"

"今度2人でご飯行かない？俺もっとAと仲良くなりたい"

「なにしてるんですかぁーオンニー！」

「！？びびったぁ..ウォニョンか。驚かせないでよ」

「ごめんなさい笑どうしたんですか？そんな面白い顔して」

「なんか、お兄ちゃんできたんだよね。」

「え？急に？」

「そう。急に、しかもイケメン。」

「ほんとですね、かっこいい。タイプじゃないですけど」

驚かしてきたのはウォニョン。
グループ評価でおんなじグループだった私たち。
ウォニョンの圧倒的な可愛さと無邪気さと素直さが可愛くてついつい可愛がってしまう妹のような存在だ。

「私、ウォニョンの素直なところ好きだよ」

「私もオンニ好きです！！ていうか、見えましたけど、デート誘われてるじゃないですか！」

「デートって笑」

「でもなんかこれ狙われてません？本気で好きかも」

「ないない笑この人も練習生だし」

ウォニョンの攻めを適当に流していると聞き捨てならない言葉を発した。

「オンニって恋愛したことなさそうですね」

「..あるよ、初恋くらい！」

「え、誰！どんな人ですか！」

「道であったアイドルになりたい男の子だったんだけど顔も名前も覚えてないんだよね」

「なんですかそれ、初恋なんですか」

「好きだったもん。」

「ふーん」

「興味ないな笑」

私たちが話していると楽しそうだったのか皆集まってきて私に質問攻めをしてくる。

....今日は寝るの遅くなりそう。