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「やっば、緊張する…」
「大丈夫、大丈夫」
いつもの会場に集められて始まるのは第三回順位発表
スンギさんが入ってきて始まる投票の説明に私たちは話すのをやめる。
「今回は約656万票の投票がありました」
「今回の投票で1位から20位までが残留。21〜30位までは脱落となります」
「それでは、発表にうつります」
始まってしまった、順位発表
私が名前が呼ばれるのならそれは19位から10位の間だろう
19,18,17と呼ばれていくほかの子の名前
今までとは違うこの緊張
どんどん進む順位発表
呼ばれない名前。
ユジンさんとかミンジュさんとか人気な人たちが呼ばれていく。ありえない順位変動に驚きと困惑が渦巻く。
「第10位は、
下尾みう！！」
終わった。そう思った。
私が上位には食い込めない。わたしにそんな実力はない。
残れない絶望感に私は拍手をするけどどこかそこに気を置けなくて、黙って下を向くしかなかった。
「第5位は、コンセプト評価で苦手を克服した練習生です。
第5位は…」
「…佐倉A！！」
「え？」
顔を上げるとモニターには私の顔と5位の文字が映っている。
「待って、え」
突然のこと過ぎて動かない足。追い付かない頭。
私が？5位？ありえない数字に固まってしまう。
「A。おめでとう」
ハユンが私の席に来て私を抱きしめる。
そして私の背中を押してくれた
私は中央のステージに震える足を進める。
「正直、今の順位にびっくりしててまだ状況の見込めてないんですけど、まず、私をこの順位にしてくださった国民プロデューサーの皆さん、本当にありがとうございます。そして、プロミスの皆さん、正直みんながいないと私はここまで来れてないです。ほんとにありがとうございます。大好きです！！」
「それと、、ハユン。私はハユンがいたから頑張れたよ。ハユンとデビューしたいから、、、絶対残ってね」
私は涙を我慢してそういう。
ダメだ。私は流れる涙がカメラに映らないように拭って席に着く。
1位から4位はオンニ達が座っていく。
そして残った20位の椅子。
映った2人は、ナヨンとハユン。
「20位は...キムナヨン！」
呼ばれなかった。最後まで。
ハユンが落ちた絶望感とハユンの見せ場をとって勝ち上がってしまった申し訳なさで私は顔を上げられない。
「...A。顔を上げてください。」
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作者名：チーズケーキ | 作成日時：2024年2月19日 14時
