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「..なーにしてんの」
「んー、おどってる」
日中は、他の子にダンスを教えるので手一杯で夜に毎日廊下の隅の奥で自分のダンスと表情を確認しているとやってきたのはハユンだった。
「本当にダンス上手いね。」
「なに、急に笑」
「..Aのロールモデルって茉莉ちゃん？」
「..わかる？」
私のことをじっと見つめていうハユン。その目はどこか遠い誰かを見ている、そんな目をしていた。
「なんか、そのまんまだよ。初め茉莉ちゃんかと思った」
「..大好きなんだよ。ずっと」
「本当に尊敬してるんだね」
「..なに笑 重いよ空気が」
「私ね、Aの踊り好きだよ。私の先輩に似てる」
なんだか泣きそうなハユンとしみじみとした空気に私は耐えられない。
それって誰？って聞こうとした時にユジンが走ってやってきた。
「ヤーオンニ！？またこんな時間まで練習してるんですか！？」
「あーユジンや。踊ってないとそわそわしちゃって」
「体壊しますよ〜！！ハユンオンニも止めてくださいよ！このオンニすぐ追い込むんだから」
「無理だよ。いくら止めても踊るんだもんこの子。」
「はー..早くシャワー浴びてください。ウォニョンが一人だーって言ってましたよ」
「あの子は本当にもう..オンニのこと好きなんだから...」
「はいはい。いいから戻るよ〜！！」
明日はとうとう本番だ。
ミスったって良い。勝てなくても良い、だけど今できる最大限の力を発揮しなきゃ。
_______
「..お疲れ様〜！！」
「一番のできじゃなかった！？」
「楽しかったぁー！！」
ステージを終えて舞台裏に行くと各々に喋り出す。
正直勝てるかって言われたらなにも言えないけど、もう勝てなくても良い。私は頑張った...
「A..」
「ん？」
「本当にありがとう。Aいなかったら成り立ってなかったよ」
「ありがとう！！」
「本当にありがとうございました」
皆私に対して頭を下げる。
色々あったこの数日に私は涙が止まらない。
「早いよ〜！！」
「本当にありがとう..！！」
結果は、2組勝利。
なんとかベネフィットを手にして
私は、B-B-29位-29位
ハユンは、B-B-25位-15位
とコンセプト評価まで駒を進めた。
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作者名：チーズケーキ | 作成日時：2024年2月19日 14時
