今も、困ってる ページ10
『・・・』
放課後下駄箱前で立ち止まった僕。
下駄箱の中には一通の手紙。
手紙なんて内容は､分かりきったもの
告白か。
果たし状か。
これから、僕は部活。立ち止まっていた足を動かす。本館から弓道場までは距離があるので急ぐ。
小走りで弓道場に向かう間に手紙を読む。
“もし、良ければ放課後別館裏まできてください”
差出人は誰か分からない。
可愛らしい封筒に入っている
女の子って感じの文字。
行った・・・方がいい・・・よね。
とりあいず、部室に急ぐ
荷物を自分のロッカーへと投げ入れる。
「あれ〜、先輩どこいくの〜」
『少し遅くなるって部長に伝えといて！』
袴へと着替えている後輩に伝えるように頼む
「りょ！で〜す！」
はぁ、はぁ
やばいなー、少し走っただけなのに息が上がってる。ランキングでも始めよう。
別館裏は僕達弓道部たちの弓道場からは、間逆の位置だ。さらに、バカ広い校内。遠い。
たしか、あっちにはテニスコートがあったっけ
前に少し行った事があった。
兄貴に休日練があって忘れ物したっていうから僕が届けたときに一回。
その時に､少し外からだが見て帰った事があった。
みんな、個性的過ぎてほとんど覚えてないけど
思い出して一人口角が緩む
・
・
・
・
「あっ、あのね」
『うん』
「今度の夏祭り。うちと一緒に行って・・・くれんかな？」
顔を赤くさせながらうつむきぎみに言う。僕のクラスの学級委員長の子。頭がいいし、明るい。少し方便が残る元気で人気者。
『へっ・・・僕と？』
「嫌やったら断って！」
勢い良く顔を上げたとおもったら真っ赤になって、顔を下げた。
僕も少し顔を赤く染め
『・・・僕でいいなら。一緒に行こう？』
と答えた
「ホンマ？！」
嬉しそうに顔を上げた委員長。
こんなに可愛いなら、モテるんだろうのに何で僕・・・？
連絡を取るためにラインを交換した。
・
・
・
そのあと、急いで部活へと向かった。部室には誰も居ないからもう部活は始まっているようだ。急いで着替える。
『遅く・・・なりましたー。』
そーっと入って行き何事も無かったよいに部活に参加す・・・できなかった
「遅かったじゃん？何だ？告白か？ん〜？」
ニヤニヤして肩を組んでくる部長。だから、遅れたくないのだ。部長によるうざ絡みがあるから。
『違います。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一林(プロフ) - 白さん» え、嬉しい。ありがとうです！！ (2021年3月11日 0時) (
レス) id: 91093f8434 (このIDを非表示/違反報告)
白 - とても面白いです！更新頑張ってください！応援しています^ ^ (2021年3月9日 23時) (レス) id: 17d93a079a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：一林 x他1人 | 作成日時：2020年9月27日 0時
