スゴく困ってる ページ5
ある日、と言っても5月の中旬。
小雨の雨が降っている。
あまり人数がいない放課後の図書室で僕とブン君が向かいあって勉強中
『ねー、ブン太君』
「ん？」
片耳だけイヤホンんつけて
飴を食べながら問題集を解いているブン太君
『ここ。どうやって解くの？』
「ん？あぁ、ここは〜〜」
静かな図書室に2人の声だけが少し響く
うちの学校の図書室は広く人気のスポットである
まあ、主に授業中にサボってもここならバレないからサボり魔に人気なだけだが
あぁ、兄貴は屋上でサボっるから
「てか、これ中3の内容じゃん。何でこんなのやってんの？」
『だって、2年の内容終わらせたし』
「余裕ーだねぇ〜、今週中間だってのに」
頬付きをしながら聞いてくる
『だって、一回授業でならったのに何でそんな勉強するの？』
「いいね〜、頭良い奴は」
『努力ですー』
ブン太君はさっきからずっと
ペン回しをしていて全く進んでない様子
「おーいブン太！」
「ん？」
元気そうな男子生徒がブン太君に声を掛けた
「どした？」
「“どした？”じゃねーし。閉めるからとっと出ろや」
「あー、もうそんな時間？」
「おう」
時計を見ると五時半だ
いつもなら、外が明るいこの時間だか今日は雨で少し薄暗い
「帰るか」
『そうだね』
・
・
・
・
・
・
「『・・・」』
学校の玄関にたたずむ二人
「A傘持ってる？」
『ブン太君持ってる？』
「もち、持ってないけど」
『・・・僕もないけど』
・
・
・
「『・・・」』
二人の沈黙が続く
「Aん家って俺ん家より遠かったよな？」
『たぶん』
「・・・よし！走るぞ」
『え”っ、！？』
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一林(プロフ) - 白さん» え、嬉しい。ありがとうです！！ (2021年3月11日 0時) (
レス) id: 91093f8434 (このIDを非表示/違反報告)
白 - とても面白いです！更新頑張ってください！応援しています^ ^ (2021年3月9日 23時) (レス) id: 17d93a079a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一林 x他1人 | 作成日時：2020年9月27日 0時
