第4話。 ページ6
時が経つというのは早く…神埼さんとの進展がないまま夏になった。
坂田や翔太情報でわかったことは彼女の図書委員の仕事の日が月水金だということ。
そして俺と部活が同じ、桜城爽という名の後輩をかなりかわいがっていることも知った。
実際見かけたけど確かに可愛がってるっぽい…爽本人はお気に入りの先輩みたいな感じらしいが油断はできない。
なんて色々考えているんだが…現実逃避はもうやめようかな…
『あの…浦田…くん?あれ、おーい』
なんていう神埼さん天使。可愛い。
「あ、ごめんね…少しぼーっとしてた」
『いや、大丈夫。これ、浦田くんのだよね?ノート、図書室に忘れてたから…いつも持ってるの見てたし…』
「ぇ、あ…あぁ、ありがとう。そのノートどこでなくしたかわかんなくて諦めてたやつなんだよね…ほんとにありがとうな」
『いえいえ、大事なものなら届けられてよかった』
あぁぁぁああ…かわいすぎない?
後ろの野次馬二人がうるさいけどそんなのも気にならないくらいの可愛さなんだけど…
「うらさんデレデレやん」
「誰あれ…ほんとだれ、俺、あんな人知らないんだけど」
坂田と翔太。後で絶対しばくわ
『あ、じゃあ…届けれたし、私は戻るね。また暇なときにでも図書室、来てくださいね』
なんて微笑みながら言ってくれる神崎さん。
行きます、毎日でも行きます、ってなる笑顔最高です。
今学期中に喋れたの奇跡すぎません?
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真冬 - 浦田さん大好きな歌い手です!ありがとうございます! (2021年7月21日 18時) (レス) id: 77b5772630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月彗 | 作成日時:2018年7月9日 17時