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💚「…お前が赤くなるのは違ぇだろ。」
「いや!だってうらたが照れてるから…」
💚「別に照れてねえし。つーか、勝手に体起こすなよ。」
「ご、ごめん」
💚「…あと少しだけ寝とけ。もう少ししたら体も動かしやすくなるだろうから。
…お前のこと縛り付けるようなこと言って悪かった。」
「え?」
💚「んだよ」
「いや、うらたが謝ることなんてあるんだーって思って……」
💚「うるせぇな蒸し焼きにすんぞ。」
「え!ごめんって!!」
バーカバーカと私のことをいつもの調子で軽く罵倒したあと、メシ作ってくると言って部屋を出ていってしまった
うらたも私とさかたのことでたくさん悩んだんだろうな……
ふたりの関係を拗らせてしまった。
あーあ、やっぱり上手くいかないなぁ……
………でも、私さかたのこと心配してあげたんだし
まぁ、勝手に色んな勘違いをしたのも悪かったよ?
けど、あそこまで煙たがったりする必要ないじゃん!
そう考えたら無性に腹が立った
(さかたはやっぱりわがまま)
そう心の中で結論付けて、私の中で上手く飲み込むようにした。
みんなの関係がおかしくなってしまったのは私のせいかもしれない。
けど、そんなの考え始めたらキリがない。
考えるのやめたやめた。
そう思うとなんだかお腹が空いてきた。
…いつもみたいに早く戻って欲しいな。
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作者名:むん | 作成日時:2023年5月29日 21時